男子バレー 難敵・ドイツに苦戦もハラハラ逆転勝ち!エース石川「勝ち切れてよかった、もったいないミス修正していきたい」
「バレーボール男子・ネーションズリーグ、日本3-2ドイツ」(5日、西日本総合展示場) 「買取大吉バレーボールネーションズリーグ福岡大会」の第2日は5日、北九州市西日本総合展示場で1次リーグを行い、昨年3位の日本はドイツに3-2で逆転勝ち。通算5勝1敗とした。日本は第1セットを先取したが、攻守にリズムを欠いてドイツに第2、3セットを連取された。しかし、第4セットを奪ってフルセットに持ち込み、最終第5セットでようやく本来の実力を発揮して勝利をつかんだ。日本はあす7日にポーランドと対戦する。 フルセットの激闘を制した。日本は昨年の五輪予選を7戦全勝で勝ち抜いて出場権を獲得し、直近16勝19敗と負け越していた難敵・ドイツと対戦。高さを生かした攻撃と、強烈なサーブに苦しめられる中で逆転勝ちを収め、チーム最多タイの21得点を挙げたエースの石川は「勝ち切れてよかった。もったいないミスも多い。修正していきたい」と真剣な表情で振り返った。 第1セットは幸先よく先制したが、第2セットからは合流が間もない高橋藍、石川、リベロ山本の守備範囲の隙間を突かれて連続失点。セットカウント1-2と崖っぷちに追い込まれた。そこからは「クロスに重なってもいいから(ボールに)触る」(高橋藍)と話し合いを重ねて修正。第4セットからは石川の強烈なサーブで流れをつかむと、西田の強打で続き、最後は山内のサービスエースで何とか勝利をつかんだ。 すでに五輪出場権を持つ日本。今夏のパリ五輪では、1972年ミュンヘン五輪以来52年ぶりのメダル獲得を狙う。今大会はその試金石となる。 中1日を挟み、7日は世界ランキング1位でVNL前回大会王者のポーランドと対戦する。直近11連敗中で、通算28勝59敗と大きく負け越す最大の強敵だ。高橋藍は「五輪に向けても重要になってくる」と気合。白星なら今大会だけでなく、夢舞台にもつながる重要な一戦。“歴代最強”と称される男子日本代表が、成長した姿を見せつける。