<千葉ジェッツ・原修太選手>「NBA側もちゃんと見てくれている」 Bリーグから米国に渡った河村勇輝選手の姿に奮起 WOWOWインタビュー
--Bリーグを経てNBAに行った選手は河村選手が第1号となりました。間近で見ていた選手がNBAへ行ったことで、原選手やBリーグでプレーする選手たちにとってもNBAを身近に感じるようになったということはありますか。
原選手:身近……でもなくやっぱり遠いというか、NBAはすごいところです。ただ、河村選手がBリーグから行ったことで、道を切り開いてくれたなと思います。河村選手はBリーグで経験を積んで活躍をし、結果を残した。そのことでNBAに行くチャンスができて、NBA側もちゃんと見てくれているというのがわかったので、よりもっとBリーグで活躍したいという気持ちは芽生えました。
Bリーグ自体がより盛り上がったらNBAのスカウトも見てくれるということもあるかもしれません。僕が所属する千葉ジェッツのトレヴァー・グリーソンヘッドコーチ(元トロント・ラプターズ、ミルウォーキー・バックスのアシスタントコーチ)もそうなんですけど、NBAからBリーグに来てくれる人たちから話を聞いたりすることでNBAがどういうところかを知ることができているのは良い変化なんじゃないかと思います。グリーソンHCから「NBAではトランジションでこの数字を目指している」と教えてもらったり、シューティングの時に「NBAではこうだから、もっと強度高くやってほしい」と伝えられたりもします。
--今年の千葉ジェッツには昨シーズンまで6年間、NBAでプレーをしていた渡邊雄太選手も加入しました。
原選手:彼には「NBAのあの選手ってどんな感じなの?」とか、気軽に聞いたりはします。オクラホマシティ・サンダーのシェイ・ギルジャス・アレクサンダーのことで、「(画面越しに)見ていると体が細く感じるのになんであんなに点を取れるんだ」と雄太に聞いたら、「実際の彼はめちゃくちゃ体が強いんだ」と言われました。「ケビン・デュラント(フェニックス・サンズ)も細く見えるけど前腕の力が尋常じゃなくてハイタッチが痛い」とか、そういうのを聞いて、NBAの選手もちゃんと体作りをしているんだなと感じました。