「厳しく指導する役割だと」 高校教師が13人の生徒に体罰 女子生徒の尻蹴ることも 生徒が卒業後に相談 兵庫
兵庫県立高に勤める男性教師が、2011年から2016年にかけ当時勤めていた高校で、男女計13人の生徒に対し頭やほほをたたく体罰や威圧的指導を加えていたとして、減給処分を受けました。 兵庫県教委によりますと、播磨東地区の県立高の男性教師(39)は2014年9月ごろから2016年3月にかけ、顧問を務めていた運動部の男子生徒が欠席や遅刻の連絡を怠ったり練習態度が悪かったりした際に、頭やほほを複数回、平手でたたく体罰を加えました。 生徒が卒業後、体罰を受けていたことを親に相談。 去年11月、親から連絡を受けた男性教師が、現在の勤務先である高校の校長に報告したということです。 さらに校長が男性教師に聞き取りをした結果、男性教師が2011年から2016年にかけて、男女計12人の生徒に体罰を加え、生徒1人には威圧的な指導をしていたことがわかりました。 体調不良で授業を見学していた女子生徒が制止を振り払って教室を出て行こうとしたたため、突き飛ばして頭を平手で2回たたき、尻を1回蹴ったケースもあったといいます。 男性教師は生徒指導を担当していた時期もあり、「厳しく指導しなければならない役割だと思った」と話しているということです。 県教委は男性教師を3カ月の減給処分とし、「重大な非違行為が発生したことは極めて遺憾であります。再発防止に向け、綱紀粛正および服務規律の確保に一層取り組むよう、県立学校および市町教育委員会を指導してまいります」とコメントしています。
ABCテレビ