「推し仏」1位は伽藍神 投票総数1万5344票
●7、8月に開催・まるごと奈良博 金沢市の石川県立美術館で開かれていた奈良国立博物館展「まるごと奈良博」で実施した「推し仏総選挙」の最終結果がまとまり、「伽藍神(がらんしん)立像」が1655票を集めてトップ当選した。投票総数は1万5344票だった。 2位は1277票を獲得した「南無仏太子(なむぶつたいし)立像」、3位は1203票の「愛染明王(あいぜんみょうおう)坐像」となった。 奈良博展は「ポスト国民文化祭」の目玉事業として県、県立美術館、北國新聞社でつくる実行委が主催。7月6日~8月25日の49日間開催し、県立美術館主催展としては過去2番目の5万6106人が来場した。DMG森精機の特別協賛で内灘町以北の小中学生約300人が無料招待された。 総選挙と合わせて行われたアンケートによると、入場者の年齢層は20代以下が約15%、30~50代が約45%だった。60代以上が半数を超える他の企画展に比べ、子どもやファミリー層が多く来場した。北陸新幹線の敦賀延伸などから来場者の約3割が県外客となり、文化観光にも寄与した。総選挙の4位以下は次の通り。 (4)如意輪観音菩薩坐像(1166票)(5)毘沙門天立像(1086票)(6)薬師如来坐像(881票)(7)阿弥陀如来坐像(855票)(8)地蔵菩薩立像(760票)(9)菩薩立像(707票)(10)誕生釈迦仏立像(674票)