久保建英（AP）

　◇28日　サッカー・スペイン1部リーグ　レアル・ソシエダード3―0バレンシア（サンセバスチャン） 　レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英（23）はホームのバレンシア戦に先発出場した。前半8分、敵陣ペナルティーエリア左に進入したMFセルヒオ・ゴメスが左足でゴール前へパスを送ると、逆サイドから駆け込んだ久保が左足で沈めた。得点後、久保は拾い上げたボールを思い切り蹴り上げ、珍しく喜びを爆発させた。途中出場で得点したエスパニョール戦以来、6試合ぶりの今季2点目。後半40分までプレーし、チームは6試合ぶりの白星を挙げた。 　久保について、地元紙「ElDesmarque」電子版はチーム2位の8・5点（10点満点）と高評価。「得点の起点となり、彼のセレブレーションに込められた怒りがレアル・ソシエダードが経験した瞬間を表現している。常に相手を見据えている。レアル・ソシエダードで最も影響力のある攻撃選手であり続けている」と絶賛した。 　久保自身は試合後、地元メディアの取材に対して、「最高のレアル（ソシエダード）はもうすぐ戻ってくる」とチームの復調を予告した。 　地元紙「Noticias de Gipuzkoa」電子版は久保に7点を与え、「タフな男で努力を怠らない。先制点を決めたのは、ファーポストにフリーで現れたときだった」と得点シーンに触れつつも、「その後はうまく封じられ、バレネセアへのパス以外はあまり危険な場面を作れなかった」と指摘した。