鹿児島県伊佐市、花蓮市と友好協定締結 観光や文化での交流深化へ/台湾
(花蓮中央社)鹿児島県伊佐市と東部・花蓮市は31日、友好交流協定を締結した。橋本欣也伊佐市長が同日、花蓮市公所(役所)を訪れ、魏嘉彦花蓮市長と協定書に署名した。今後は観光や文化の分野で交流を深化させる。 魏市長によれば、2022年に台北駐福岡経済文化弁事処(総領事館に相当)の陳銘俊処長から、伊佐市に台湾の地方都市との交流を強化する意向があるとの書簡を受け取り、同市とオンライン会議などでやりとりを重ねていた。昨年12月には花蓮市の訪問団が伊佐市を訪問した。 魏市長は、両市は自然景観や文化的特色において多くの共通点があるとし、各分野での連携を強化できるよう願った。 橋本市長は、当初は昨年8月に花蓮市への訪問を予定していたものの、台風の影響で現在まで延期されていたと言及。花蓮に着いてすぐに優美な風景と人々の親切さに魅了されたと話し、今後両市の往来や交流がさらに頻繁になるよう期待を寄せた。 伊佐市の訪問団は30日から3日間の日程で訪台。調印式後には花蓮県内の観光名所、太魯閣(タロコ)国家公園を訪れた。 (張祈/編集:名切千絵)