ルクレール、F1シンガポールGPで”唯一のチャンス”逃したことを悔やむ「予選でのミスで運命が決まった」
フェラーリのシャルル・ルクレールは、未勝利のF1ドライバーズランキング5位で2023年シーズンを終えた。彼はレッドブルが唯一勝利を逃したシンガポールGPでチャンスを活かせなかったことをかなり悔やんでいるようだ。 【ハイライト動画】レッドブルの連勝が途切れる! F1第16戦シンガポールGP 決勝 2022年序盤はレッドブルに対抗できる速さを持っていたものの、徐々に離されてしまったフェラーリ。2023年は打倒レッドブルを目標にシーズンに臨んだが、逆に差を広げられ、メルセデスに次ぐコンストラクターズランキング3位でシーズンを終えた。 レッドブルRB19は22戦21勝と圧倒的な記録を誇ったが、シーズン唯一勝利を逃したシンガポールGPでは、フェラーリのカルロス・サインツJr.が優勝を果たした。 一方、ルクレールは予選でポールポジションを獲得したサインツJr.から0.079秒差の3番手から決勝をスタートし、4位フィニッシュ。目の上のたんこぶだったレッドブルが苦しむ中で、表彰台にすら上がれなかった。 最終的にサインツJr.よりも6点多くポイントを獲得してシーズンを終えたルクレールだが、『アウト・モーター・ウント・シュポルト』のインタビューで、シンガポールGPで勝てなかったことは受け入れがたいものだったと認めた。 「あそこでチャンスを逃したのがとても痛かった。特に唯一のチャンスだったからね……」 ルクレールは予選で思うような走りができず、決勝レースに向けてチャンスを逃してしまったことについては自分の責任だと認めた。 「予選でミスを犯してしまったことで、レースの運命が決まってしまった。チームの結果は僕の結果よりも重要だったからだ。チームレベルではすべてが正しかった。僕は自分が優先ではないということを受け入れなければならなかった」 「もし(サインツJr.と)逆の立場だったとしても同じことが起きていただろう」 ルクレールはサインツJr.よりも3回多くポールポジションを獲得したが、日曜日に優勝できなければ何の意味もないと主張した。 「普通、ハイライトは優勝なんだ。もちろんポールポジションはいい気分だけど、僕はもう26歳だからね」 「それにもちろん今シーズンはずっと、日曜日(決勝レース)は難しくなることが分かっていたから、その影は薄くなっていた」 「だからポールポジションはもはや僕のハイライトではないんだ」
Juanjo Sáez