岸田首相、ゼレンスキー大統領と会談 ウクライナ支援へ協力文書署名
主要7カ国首脳会議(G7サミット)出席のためイタリアを訪問中の岸田文雄首相は13日、ウクライナのゼレンスキー大統領と会談した。ロシアによる侵攻が続く中、両氏はウクライナの復興に向けた地雷除去や防衛装備品の提供、エネルギー分野の技術支援などを盛り込んだ二国間の協力文書に署名した。 【写真】首脳会談で2国間文書に署名する岸田文雄首相(手前左)とウクライナのゼレンスキー大統領(同右)=2024年6月13日午後4時56分、イタリア南部プーリア州、代表撮影 両首脳の対面での会談は昨年5月のG7広島サミット以来、約1年ぶり。首相はゼレンスキー氏に対し、ロシアに対する厳しい制裁を継続する考えを伝え、ウクライナとの連携を改めて確認した。 今回合意した協力文書は、昨年7月にG7がウクライナとまとめた共同宣言に基づくものだ。長期的な支援を具体的に文書で確約しており、外務省によると、これまでに英独仏など15カ国がウクライナと署名済みという。日本も昨秋から交渉を続けていた。
朝日新聞社