【訂正】なにわ男子、音楽番組で光る西畑大吾の存在感 “目新しさ”と“らしさ”を両立させる表現力
俳優業で活躍する西畑・道枝を中心に進化を遂げる楽曲コンセプトの幅広さ
若い頃から映画やドラマへの出演経験が豊富で、高い演技力を持つのも西畑の強み。今や公式YouTubeチャンネルでダンスバージョンのMVが1億回再生を突破しているデビュー曲「初心LOVE」をはじめ、「ハッピーサプライズ」「Missing」など、パフォーマンスでは西畑がセンターに立つシーンが目立つ楽曲のコンセプトは幅広い。しかし、その演技力で楽曲の世界観を咀嚼し、豊富な表現力で“目新しさ”と“なにわ男子らしさ”を両立させてしまうのも、西畑の手腕ならではだ。 そしてそれは、「Alpha」のセンターを務める道枝にも共通している素養でもある。「The Answer」「I Wish」も、ダークでミステリアスなダンスチューンと明るくも切ない青春ソング、それぞれ対極的なコンセプトだが、豊富な演技経験を持つ道枝がセンターとして見事にその世界観を表現している。なにわ男子のバリエーション豊富な楽曲の色合いは、こうした類稀なる演技力を持つ2人によって強化されていると思っても良さそうだ。
新たな表現に挑戦し続けるなにわ男子に膨らむ期待
6月3日放送の『CDTVライブ!ライブ!』(TBS系)に出演した際には、「NEW CLASSIC」と「Alpha」をメドレーで披露。著名なクラシック作曲家 ヴィヴァルディの作品「四季」の「春」がモチーフの「NEW CLASSIC」は西畑がセンターを務める。これまでにない伸びやかなメロディやバレエモチーフのダンスが特徴だが、冒頭パートの西畑の歌声でたちまちなにわ男子のカラーが光り出す。曲終わりには道枝とポジションを入れ替え、そのままスムーズに「Alpha」のイントロへと移っていく。豊富な表現力を持つ2人を中心に、カメレオンのように楽曲ごとに変化していくなにわ男子らしさが存分に味わえるメドレーだった。 もちろん、道枝・西畑のみならず、なにわ男子の楽曲にはメンバー全員の輝きが必要不可欠だ。8月23日に公開予定の大西が主演を務める映画『恋を知らない僕たちは』の主題歌には、なにわ男子の新曲「コイスルヒカリ」が決定している。この楽曲では大西にフォーカスが当たることが予想できるが、映画の予告で一瞬流れている同曲を聞いただけでも“なにわ男子らしい”、なおかつ映画にピッタリなポップなラブソングであることがわかる。今回は西畑に注目したが、7人それぞれが持つきらめきが、アイドルとしての王道を進む“なにわ男子らしさ”を作り上げているはずだ。 6月28日から『なにわ男子 LIVE TOUR 2024 '+Alpha'』が北海道 真駒内セキスイハイムアイスアリーナでスタートし、7月6日には『THE MUSIC DAY 2024』(日本テレビ系)への出演も決定しているなにわ男子。道枝・西畑を筆頭に、過去の楽曲から最新アルバム収録曲まで、これからもきっと多彩な表現を魅せ続けてくれるだろう。 ※記事初出時、本文に誤りがありました。以下訂正の上、お詫び申し上げます。(2024年7月4日13:00、リアルサウンド編集部) 誤:「Alpha」のサビでは大橋和也、藤原丈一郎がセンターポジションとなり、 正:「Alpha」のサビでは、1番は大橋和也から大西流星へ、2番は藤原丈一郎から大西がセンターポジションとなり、
神田佳恵