タフネスと快適性を兼ね備えた三菱の新時代スポーツ・ユーティリティ・トラックが『トミカ』に!
発売から50年以上、半世紀を超えて支持される国産ダイキャストミニカーのスタンダードである『トミカ』と、自動車メディアとして戦前からの長い歴史を持つ『モーターファン』とのコラボレーションでお届けするトミカと実車の連載オールカタログ。あの『トミカ』の実車はどんなクルマ? / トミカ × リアルカー オールカタログ / No.30 三菱 トライトン 三菱自動車のトライトンは、世界中で信頼を集めるピックアップトラックL200(日本名:フォルテ)として、1978年の登場以来、長い歴史の中で進化を続けてきました。 L200としての初代モデルは、商用車としての実用性を前面に打ち出し、タフな走破性を提供しつつも、徐々に乗用車としての快適性を追求してきました。2代目ではエンジン性能と積載能力を強化し、さらなる実用性を獲得。3代目ではデザインが刷新され、安全性能が向上し、トライトンとしての初代にあたる4代目では世界市場を意識したスーパーセレクト4WD-IIの採用により、オフロード性能が飛躍的に高まりました。5代目ではより現代的なデザインと燃費性能の改善が行なわれ、環境性能や先進の安全技術が追加、幅広いニーズに応えるモデルへと成長しました。そして、2023年に登場し、久々に日本での販売車となった現行モデルの6代目は、さらにその先を行く革新をもたらしています。 それまでの『No.30 ダイハツ ハイゼット』に代わって『トミカ』に加わった『No.30 三菱トライトン』は、この6代目(トライトンとしては3代目)の最新現行モデルを再現しています。現行トライトンはピックアップトラックとしてのタフさを維持しながらも、快適性と先進技術を大幅に強化しています。外観では、三菱のアイコンとなった“ダイナミックシールド”デザインが採用されており、フロントグリルが力強く存在感を示すとともに、車両全体のボディラインはより洗練され、モダンかつアグレッシブな印象となっています。特にフロントマスクはシャープでありながらも存在感が際立ち、ヘッドライト周りにはLEDライトが採用され、昼夜を問わず高い視認性が確保されています。これにより、トラックらしい頑丈さを残しながらも、乗用車のような洗練されたデザインが実現されています。 内装は、ピックアップトラックに期待される実用性を超えた快適性が追求されています。広々としたキャビンには、高品質なソフトパッドやステッチが施され、居住空間全体に上質感を与えられています。特に長距離ドライブやアウトドアでの使用が想定され、シートのホールド感やクッション性が高められているため、運転席だけでなく、後部座席でも快適な乗り心地が提供されています。さらに、収納スペースも十分に確保され、実用性が高められているのも特徴です。 走行性能に関しては、三菱自動車が誇る“スーパーセレクト4WD-II”が搭載されており、舗装路やオフロード問わず優れた走行性能を発揮します。このシステムは、路面状況に応じて最適なトラクションを提供するだけでなく、ドライバーの意図に合わせた操作性を確保します。オフロードを頻繁に利用するユーザーにとっては、ヒルディセントコントロールやロックモードなど、より専門的なシステムも大きな魅力です。さらに、街乗りでの使用を想定して、2WDと4WDの切り替えがスムーズに行なえる“イージーセレクト4WD”も用意されています。 エンジンは新型の2.4Lディーゼルエンジンが搭載され、トルクフルな走行を実現します。特に低回転域からの力強いトルクは、重い荷物を積んだ際や険しい地形での運転において、大きなアドバンテージとなります。このエンジンに組み合わされる6速オートマチックトランスミッションは、滑らかなシフトチェンジと効率的な燃費性能を両立し、燃費改善にも寄与しています。 安全面でも最新技術が取り入れられており、衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報、アダプティブクルーズコントロールなどの先進安全装備が充実。これにより、ビジネス利用やアウトドアレジャーなど、幅広い場面で安心して利用できるモデルとなっています。 トライトンは、そのデザイン性、走行性能、快適性、安全技術すべてにおいて、ピックアップトラックの枠を超えた存在感を主張しています。仕事やアウトドアの相棒としてだけでなく、家族でのドライブや日常の街乗りでも活躍できる、多用途で洗練された一台となっています。 さて、実車のトライトンにはGSRとGLSの2つのグレードが用意されていますが、『トミカ』の『No.30 三菱トライトン』は、どうやらGLSをモデル化したようです。なぜならばGSRとGLSではフロントグリルの仕立てが異なっており、グリルのフレーム部分がボディカラーと同色なのがGSR、全面ブラックメタリック仕立てとなっているのがGLSで、『トミカ』の『No.30 三菱トライトン』はフロントグリルが全面ブラックメタリック仕立てとなっているからです。『トミカ』の『No.30 三菱トライトン』は、実車の持つタフでマッシブな雰囲気を上手く再現した1台です。コレクションに加えてみてはいかがでしょうか。 ■三菱トライトン GLS 主要諸元 全長×全幅×全高(mm):5320×1865×1795 ホイールベース(mm):3130 トレッド(前/後・mm) : 1570/1565 車両重量(kg):2080 エンジン形式: 直列4気筒DOHC16バルブICターボ (ディーゼル) 排気量(cc):2439 最高出力:150kW(204ps)/3500rpm 最大トルク:470Nm(47.9kgm)/1500-2750rpm トランスミッション:6AT サスペンション(前/後) :ダブルウィッシュボーン/リーフスプリング ブレーキ(前後) :ベンチレーテッドディスク/ドラム タイヤ:(前/後) : 265/60R18 ■毎月第3土曜日はトミカの日! 毎月第3土曜日は新しいトミカの発売日です。2024年10月の第3土曜日には、上でお伝えしているように、それまでの『No.30 ダイハツ ハイゼット』に代わって『No.30 三菱トライトン』が登場します。『No.30 三菱トライトン』には、初回出荷のみの特別仕様(特別色)もあります。また、それまでの『No.34 トヨタ アクア』に代わって『No.34 いすゞ エルフ』が登場します。
MotorFan編集部