まるでカルビ丼!?植物性の食材で作られた丼に 野菜を使ったグルテンフリーのベーグル SDGsの観点からも注目される"ビーガン食"を取材
SDGsの観点からも注目されている動物由来の材料を一切とらない『ビーガン食』。山陰でもその輪が広がりを見せています。 ◇ ◇ 食料不足の改善につながると考えられることから、近年SDGsの観点からも注目されている、ビーガン、ベジタリアン食。鳥取県でも、これらの輪が広まりつつあるんです。 まず訪れたのは今年3月にオープンした『カフェ うぇるびー』。鳥取市の健康施設内に併設されたカフェです。そこで調理されていたのはー。
ジューシーなカルビ肉に、カラッと揚げられた鶏の唐揚げ、と思いきやー。 カフェうぇるびー 福井勇吉さん 「いわゆるプラントベース、植物性100パーセントのすべてお野菜のメニューでございます」 この店の料理はどれも野菜や大豆など、植物性の食材で作られているんです。山陰では数少ないビーガン食、ベジタリアン食を提供するこちらのカフェ。人気メニューの大豆ミートで作ったソイカルビ丼の見た目は完全に肉料理です。果たしてその味はー。 北村晏乃 記者 「ジューシーさも歯ごたえも本物のお肉のようで、言われないと大豆だとわかりません」 秘伝の自家製タレに1週間つけこむことで大豆特有の臭みがなくなり、コクを感じるジューシーな味わいに。気になるカロリーは通常の3分の1まで抑えられるといいます。 カフェうぇるびー 福井勇吉さん 「(お客さんが)一度来られて口にした瞬間『え、これビーガン?ベジタリアンなの?』って皆さんそうやっておっしゃいます」 更に、かぼちゃペーストを卵の黄身、豆腐を白身に見立てたたまごサラダや、大豆ミートのから揚げなどビーガン食に抱きがちな「質素さ」を払拭するような創意工夫が詰まっています。このようなビーガン食はインバウンドの分野でもある効果をもたらすと言います。 カフェうぇるびー 福井勇吉さん 「海外の観光客が来られると、どうしてもそういったビーガンベジタリアンのお客さまが多くなります。そういった方々にも対応できるように、もちろん地元のお客さまにもお野菜だけでも十分美味しく満足いただけるためにも、どんどん提供していきたいと思っています」 誰もが同じ食卓を囲んで笑顔になれるビーガン食。今後もインバウンド客も視野に入れた商品開発を行っていくということです。 続いては、鳥取市賀露にある『フードダイヴァーシティ鳥取』。店内に並んでいるのは一見普通のベーグルですが…。
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