台湾地震、母親「本当につらい」 太魯閣で息子一家5人不明
【花蓮共同】「本当につらい。毎日泣いてまぶたも重い」。台湾東部沖地震で被害が出た「太魯閣(タロコ)国立公園」では、ハイキングに訪れていた游瑞欽さん(36)ら一家5人が行方不明になった。ふもとの救助指揮本部では6日、游さんの母親、林センケイさん(64)が疲れ切った表情で帰りを待ち続けていた。 【写真】猫を助けに戻り、余震で死亡 台湾花蓮市、上司「無念」
台北に住む游さんは、妻(38)と長女(13)、長男(8)、次女(5)と旅行で太魯閣を訪れた。地震発生直前の3日朝、林さんは一家が山道を歩く動画を携帯電話で受け取ったが、連絡は途絶えた。 5日には游さんと長女とみられる遺体が、一面に落石が広がる崖崩れの現場で見つかった。