【太りにくい体づくり】「血糖値へ影響しにくい間食」賢い選び方を管理栄養士に聞く
具体的に何を選ぶべき? 管理栄養士がすすめる間食3選
編集部: おすすめの間食を教えてください。 飯田さん: 具体的には ・たんぱく質食品 ・ナッツ類 ・フルーツ がおすすめです。 編集部: たんぱく質で手軽に摂れるものはありますか? 飯田さん: ・ギリシャヨーグルト ・プロテインドリンクやバー ・ゆで卵 ・サラダチキン ・豆乳 ・スルメ などは、コンビニやスーパーで手軽に手に入ります。特にヨーグルトは、カルシウム・マグネシウム・カリウムなどの栄養素を含み、乳酸菌の作用によって腸内環境の改善にも役立ちます。 編集部: フルーツは甘いので血糖値を急上昇させるような気がするのですが、おすすめの間食なのですか? 飯田さん: はい。果物に含まれる糖質は、お菓子のように血糖値を急上昇させることはないので間食におすすめです。便通の改善や血糖値上昇抑制作用のあるアップルペクチンを含むリンゴや、抗酸化成分であるアントシアニンを含むブルーベリーなどを選ぶと良いでしょう。もちろんフルーツの糖質も食べ過ぎれば中性脂肪に変わってしまうので、80kcal以内を目安にお召し上がりください。 編集部: ナッツは脂質が多いと聞きますが、どれくらいなら食べても大丈夫ですか? 飯田さん: そうですね。ナッツに含まれる脂質はオメガ3脂肪酸といって身体に良いものですが、脂質であることに代わりはありません。カロリーが高いので1日20~30g程度を目安にしましょう。 編集部: 最後に、読者へのメッセージをお願いします。 飯田さん: 間食は上手に活用すれば、美容やダイエットなど身体に嬉しい効果をもたらしてくれます。たんぱく質や抗酸化成分、食物繊維が豊富な食品を選んで、間食を味方につけましょう。
編集部まとめ
血糖値に影響しにくい間食の選び方について知ることができました。低カロリーなら大丈夫と安心して、つい食べすぎた……ということもあるので注意が必要です。不足しやすい栄養素およびそれらを含む食品を覚えて、上手に食生活へ取り入れてみましょう。
【この記事の監修管理栄養士】
飯田 優季 さん(管理栄養士) 管理栄養士として、健康食品やサプリメントの商品監修、専門誌・栄養情報サイトのコラム執筆、料理教室など様々な活動に携わる。 世界3大ミスコン「ミスグランドインターナショナル」では日本代表選手の栄養コンサルタントを行うなど、ダイエット、体質改善、増量など、ボディメイクに関する個別サポートを中心に活動している。