大胆衣装で夜の街に…ネット上で「かわいい」と評判のかけ子がぶつかった育児の壁【重大事件のその後】
「2人で父親、母親として(子供を)育てていきたいと思っています」 闇バイト強盗に加担し「かけ子」として被害者に電話をかけていた女性は、法廷でこう語り目を伏せた。 「し、して」…「かわいい」と評判の26歳女性かけ子「共犯者と関係し妊娠」妖艶な素顔画像 12月7日、高齢者から現金414万円を騙しとったとして窃盗罪に問われている熊井ひとみ被告(26)に懲役2年の実刑判決がくだされた。熊井被告はフィリピンを拠点に活動する特殊詐欺グループの一人だった。彼女は「ルフィ」と呼ばれる幹部から、恐怖で支配されていたという。 「熊井被告は、法廷で『かけ子』になったキッカケを次のように説明しています。『(知人から)海外で1ヵ月ほどのアルバイトがある。50万から100万円ほど稼げると誘われました』と。熊井被告がフィリピンに渡ったのは’19年10月。すぐに怪しいと感じたそうですが、組織から抜けられなかったそうです。熊井被告は、こうも供述しています。『逃げようとしたメンバーにタバコの火を押しつけたり、ビール瓶で殴る動画を見せられました』と」(全国紙司法担当記者) 熊井被告は才媛だ。祖父は県議会議員で勲章を受けたこともある名士。熊井被告も都内の有名美術大学へ進学した。 「大学では、かわいい新入生を決める『フレッシュキャンパスコンテスト』に出場したそうです。高校時代は陸上部に所属しスポーツ少女の印象でしたが、コンテストに出場してから大胆な衣装で夜の街に出かけるようになったとか。生活が派手になる一方、常におカネに困っていたと聞いています。『パパ活』なのか年上らしき男性と歩いている姿を、よく見かけました。高額の報酬目当てに、闇バイト強盗に応募してしまったのでしょう」(熊井被告の知人) 詐欺組織から抜けられず、犯罪に手を染めた熊井被告。世間を驚かせたのは、その華やかな経歴や犯行だけではない。 「一緒に強制送還された藤田海里被告(24、懲役3年の判決)と恋愛関係になり、フィリピンで子供を妊娠。帰国してから出産したんです。体調を考慮された熊井被告は逮捕後に釈放され、自宅から裁判所に通っていた。公判中は両親の助けを得て子育てをしながら、自身の罪を忘れないように高齢者施設でボランティア活動をしていました」(前出・記者) 冒頭で紹介した通り、法廷で恋人である藤田被告とともに愛児を育てたいと語っていた熊井被告。だが闇バイト強盗に加担した代償は小さくない。刑が確定すれば刑務所で罪と向き合い、しばらくは生まれたばかりの子供と離れ離れの生活を送ることになる。 『FRIDAY』2024年1月5・12日号より
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