7年ぶりに日本でファンミーティングを開催したパク・ヒョンシク

甘いマスクと183cmの高身長で"貴公子"とも呼ばれ、国内外で高い人気を誇るパク・ヒョンシク。Instagramのフォロワー数は1,200万人を超え、待望の日本公式Xもスタートさせた彼が、先日、約7年ぶりの来日ファンミーティングを開催した。今回、そのイベントの模様(2024年3月10日＠東京・NHKホール)と本人インタビューなどを含むスペシャルプログラム「＜独占放送＞パク・ヒョンシク 2024 ASIA TOUR FAN MEETING SIKcret Time IN TOKYO」が5月19日(日)にテレビ初放送される。パク・ヒョンシクがZE:Aで日本デビューした10年以上前から一緒に仕事をし、今回のファンミーティング当日のMCも担当したフリーアナウンサーのYumiさんに、彼の魅力や素顔を語ってもらった。 【写真を見る】「ドクタースランプ」では医師役を好演 ■パク・ヒョンシクの素直なリアクションに注目 実に7年ぶり！　誰もが首を長くして待っていたファンミーティングは、とてつもない熱量と興奮の中で行われたとYumiさんは話す。 「私の周りでも『応募したけどチケットが当たらなかった』という声が聞かれました。それくらい多くの人に愛される大スターになったんだなと、個人的には感慨深いものがありましたね。高倍率をくぐり抜けて参加された皆さんは、もちろんすさまじい熱気。待望の"再会"に会場全体が大熱狂している様子でした」 歌、トーク、企画......と盛りだくさんだった当日。「見どころは彼の素直なリアクション。そこをぜひ見てほしい」と力説する。 「ヒョンシクくんは、いい意味で1つ1つの反応が大きいんです。例えば韓国の性格診断『MBTI』のコーナーで私が『それってヒョンシクくんがAB型だからでは？』とさらりと言ったときに、"それだ！"というようなハッとするリアクションを見せて。そんなに驚くほどのことでは......という感じだったのですが、"長年の謎が解けた！"くらいの勢いでヒョンシクくんが興奮。その面白過ぎる反応に会場も大爆笑でした。別のコーナーも、とにかく何をやってもヒョンシクくんのリアクションがすてきで、全てが柔らかな笑いになる。本人は無意識だと思いますが、ステージでの自分の見せ方やどう振る舞えばみんなが湧くのかっていうのが体に染みついている感じ。ヒョンシクくんがそこにいれば、どう転がってもハッピーになるんです！」 ■優しさから生まれる機転の利いた対応 ファンはなかなか知ることのできないバックヤードやリハーサル中の様子を聞くと、こんな貴重なエピソードを教えてくれた。 「ヒョンシクくんはリハーサル中も本番と同じ。自然体でリラックスしていて、裏表がなくて、どうしてこんなにもメンタルが安定しているんだろう？と思うくらい。常にニコニコ楽しそうにしている姿がすてきです。以前、バックヤードでこんなことがありました。私含め、スタッフの間でちょっと困惑する事態が起きたときに、ヒョンシクくんが誰も嫌な思いをしないような言葉でその場をうまく収拾したんです。しかもちょっとユーモアを交えて。みんなが和やかになるような雰囲気作りを一瞬でやってのけた彼の素晴らしい機転に脱帽でした」 ステージ上でもそういったアドリブを発揮することがあるのだという。 「ファンの方とコミュニケーションを取りながら進める場面で、想定外のことが起きてしまって。私も一瞬、MCとしてどうフォローしようか迷ったのですが、ヒョンシクくんが誰も悪者にならない機転の利いたひと言でみんなをホッとさせたんです。その日の担当だった通訳さんと『あの日のヒョンシクはすごかった。本当に賢いね』っていまだに盛り上がれるくらい。根底にはいつも彼らしい優しさが流れていて、そこから出る気遣いがさすがだなと思います。こういうエピソードを披露するときも、本当にどこを切り取っても感じのいい人なので、"話せない"裏話がないんですよ」 ■7年ぶりの再会に見せた反応とは パク・ヒョンシクを長く知るYumiさんだからこそ言える、彼の変化した部分、逆に変わらないことについても聞いてみた。 「今回、私も会うのが7年ぶりだったんです。以前は『ヌナ～！(お姉さん)』と周りの目もはばからずに来てくれるヒョンシクくんでしたが、7年たつとそこはちょっと大人になっていましたね。軽々しく女性に駆け寄ってはいけないと学んだ......のかは分かりませんが(笑)、キャッキャした感じではなく、久々過ぎてお互いにしばし"お、おお......！"と目で話すみたいな(笑)。再会の瞬間は、昔を思い返すようなちょっと不思議な間がありました。私に対して『変わらないですね』と言ってくれて、お世辞じゃないですが、そういう大人のコメントもできるようになったんだなとも。それ以外は基本、いい意味で変わってなくて、見た目も中身もイケメンのヒョンシクくん。これからも少年のようなかわいらしさや無邪気さは残したまま、大きく羽ばたいていってほしいです」 取材・文＝川倉由起子