「原因は自分にある。」来年代々木体育館での2Days発表 1万人の観測者から大歓声
「原因は自分にある。」が17日、横浜市のぴあアリーナMMで「ARENA LIVE 2024 白昼夢への招待」を行った。会場を埋め尽くした1万人の観測者(ファンの総称)の大歓声を全身に浴びた。 七色の光が揺れた。2年連続での同所での開催。昨年とは違い、超満員に埋まった1万人のペンライトが揺れ、メンバーは呼応するように全力で歌を届けた。開演前の取材で小泉光咲は「ライブが終わるまでリベンジは達成していない」と口にしたが、ライブ中の表情には自然と笑顔があふれていた。MCでは「チャーシューラーメン大盛り!」と全力でコールアンドレスポンスをするなどを楽しんでいた。 哲学的な歌詞とロックテイストなサウンドが特徴。この日は和をテーマに、和柄や着物をモチーフにした衣装や和傘を使ったステージを展開。来月発売のミニアルバム「テトラヘドロン」収録の「Go to the Moon」の初披露や、デビュー曲「原因は自分にある」のリアレンジバージョンなど約2時間で27曲を届けた。 ライブの最後には、来年3月から4都市を巡るツアーと、自己最大規模となる東京・国立代々木競技場第1体育館2Daysの開催を発表。代々木第1体育館は「EBiDAN」にとっても聖地なだけに、吉澤要人は「聞いた時は震えました」と素直に振り返った。それでも「全国ツアーでは“こういうグループです!”と提示して、代々木でげんじぶ旋風を起こせたら!」と力強い言葉を残した。 新たな一歩を踏み出す前に新たな仲間が加わる。ユニバーサルミュージックとのパートナーシップを締結し、来春からプロモーション面で同社の力を借りていく。杢代和人(20)は「夢を目指すのに強力な仲間が増えました」と語り、同社のロゴに描かれている地球にかけて「地球全部をげんじぶにしちゃうぞ!って勢いで頑張っていきます」と語った。 目指す目的地は「東京ドーム」。取材ではメンバーが声をそろえて「東京ドーム」と口にしたが、桜木雅哉は「目標は東京ドームですが、ユニバーサルさんには海外のアーティストさんも多いので僕らも世界で活躍できたら」と青写真を描く。 公演タイトルの「白昼夢」に観測者を夢の空間にいざなうという意味を込めた。終盤のMCで桜木が「ライブを続けたいけど、この7人と観測者なら大きな会場で会える」と誓ったように、アンコールなしでさめた夢の続きは国立代々木競技場第1体育館だ。