夏休みは「電車好きの孫」にたくさん乗せてあげたいです。東京でJRや私鉄などのフリーパスは、どのくらい乗れば元が取れてお得なのでしょうか?
どのくらいで元が取れる?
フリーパスには、さまざまな種類があることが分かりました。それでは、それぞれどのくらいで元が取れるのでしょうか。一つずつ解説します。 ■青春18きっぷ 青春18きっぷは1日あたり2410円で乗り放題になります。日帰りの場合、往復で71キロ以上の利用で元が取れる計算です。東京を拠点として考えると、小田原や小山あたりが71キロ以上にあたります。 1泊して片道で使用する場合は、141キロ以上の移動が必要になります。東京駅を拠点として考えると、静岡や韮崎などが対象になります。電車の乗り換えが必要になるので、かなりの長旅になるでしょう。 ■北海道&東日本パス 北海道&東日本パスは購入時点で青春18きっぷよりも安いため、コスパのいい切符です。7日間連続で使用する場合は、1日あたり1618円以上使えば元が取れます。7日間有効なので、週末に郊外に出掛けて平日は東京都内から横浜の距離程度の往復に使用することで効率よく使用できます。 ■週末パス 週末パスは、特急券を購入すれば新幹線に乗ることもできます。特急券を購入し東京から仙台区間で比較してみましょう。 通常料金だと大人2万1120円、子ども1万540円ですが、週末パスを使うと大人1万7900円、子ども7100円になります。子どもと一緒に出掛けたり、電車と組み合わせて移動したりする場合におすすめです。 ■休日おでかけパス 休日おでかけパスは、片道1340円以上の利用で元が取れます。距離にすると71キロ以上の移動が必要になります。前述の青春18きっぷと同じで、東京を拠点にして考えると小田原や小山あたりが該当します。範囲としては、休日おでかけパスで一番遠いところに向かうイメージです。郊外から電車で移動し、都内でJRに多く乗ればお得になります。
工夫次第でお得になる
フリーパスは、使い方次第でかなり得するうれしい切符です。ただし、種類によって範囲や乗車条件が異なるため、必ず確認してから購入するようにしましょう。 出典 東日本旅客鉄道株式会社 JR東日本青春18きっぷ 東日本旅客鉄道株式会社 JR北海道 北海道&東日本パス 東日本旅客鉄道株式会社 JR東日本 週末パス 東日本旅客鉄道株式会社 JR東日本 休日お出かけパス 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部
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