イタリア戦後に撮影した集合写真。あと一歩まで追い詰めたが…。写真：金子拓弥（THE DIGEST写真部／JMPA代表撮影）

　あと１点が遠かった。 　現地８月５日、大会11日目を迎えたパリ五輪は、パリ南アリーナにてバレーボール男子の準々決勝を実施し、フィリップ・ブラン監督率いる世界ランク６位の日本代表が、同２位のイタリア代表と対戦。４度のマッチポイントを握りながらもこれらのチャンスを決め切れず、セットカウント2-3（25-20、25-23、25-27、24-26、15-17）で敗れた。 【画像】パリ五輪に挑むバレーボール男子日本代表メンバーを一挙紹介！ 　1976年のモントリオール大会以来48年ぶりの４強入りを逃し、1972年のミュンヘン大会以来52年ぶりとなるメダル獲得の夢も散ってしまった日本代表。この日は、幸先よく第１、２セットを連取して勝利に王手をかけたが、第３セットの24-21からイタリアが意地を見せ、そのまま３セットを連取…。勝利目前から無念の大逆転負けとなった。 　激闘後には、SNS上で反響の声が続々。そのなかで元日本代表の清水邦広は、自身のXを更新すると、「みんな良く頑張った！本当に強かった！最高の試合だった！日本男子バレー感動をありがとう！ブラン監督 日本を強くして下さって本当に本当にありがとうございました」と感謝を記し、「最高のバレーを見れました！！！」と力強く続けた。 　また、元日本代表で前キャプテンの柳田将洋は、「これがオリンピック……」と衝撃を隠せない様子。「信じられない」とポストを連投し、さらに「キャプテンとして力不足だったなと思いますし、ひとりのエースとしても力不足だったと感じています」という石川祐希のコメントに対しては、「いや最高のキャプテンでしょうよ」と返していた。 　なお、大逆転勝利のイタリアは、2016年リオ五輪以来の準決勝進出。現地７日には、決勝進出をかけて世界ランク５位のフランス代表と対戦する。 構成●THE DIGEST編集部