「土佐打刃物」「珊瑚抹画」に《高知県の伝統的特産品尾戸焼》も…高知伝承工芸展開催中!
高知さんさんテレビ
あなたのお気に入りの一品が見つかるかもしれません。高知県内の職人が作った伝統工芸品を集めた展示会が高知市で開かれています。 うっすらと緑色に輝くコップや皿などの食器。南国市の工房で作られているガラスの工芸品で、材料には廃材となった蛍光灯が使われています。 高知市のかるぽーとで開かれている高知県伝承工芸展では、県内で活躍する13人の職人が作ったおよそ400点が展示販売されています。会場には国から「伝統的工芸品」に指定されている「土佐打刃物」やサンゴを砕いた粉で描かれた絵画「珊瑚抹画」も。 南国市から: 「すごく素敵と思います。(見ていて)気持ちが良くなって私、お花やっているんですけどその時に参考になりそうな気がします」 中には伝統工芸と日用品が融合したユニークな作品も。 川村和久アナウンサー 「こちらのコーナーでは高知県の伝統的特産品尾戸焼を展示しています。こちらは普段はお酒を入れるとっくりとして使われている容器。そして花瓶として使われているものもあります。今回は県の企業とコラボしまして花瓶にあうポンプを作りました。さしてみると液体石鹸用の容器となります」 江戸時代から作られている尾戸焼ですが今、県内にいる職人はわずか4人。焼窯も2つしかありません。 認知度を向上させ、工芸品の使い道を増やそうと県内で企業支援などを行う会社が協力し、この作品が作られました。 アルファドライブ・佐藤大嗣さん: 「高知の文化としても物としていいので、色んな方に手に取っていただきたいなと思ってます。デザインだったりですとかアーティストとコラボさせていただいたりですとかそういう形で新しい付加価値を付けてですね発信していきたいなと思っています」 このほか職人が丹精込めて作った個性的な作品の数々を見ることができます。 高知県伝承工芸協同組合・池田泰一理事長: 「それぞれ色んな製品のジャンルがありますので、そこを見ていただいて、高知県にはこんなに沢山の工芸品があるんだということを是非実感していただきたいと思います」 高知県伝承工芸展は29日の日曜日まで高知市のかるぽーとで開かれています。
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