大阪発ガールズバンド「ЯeaL」ポケモンOP曲で新たなスタート
新曲は「ポケットモンスター サン&ムーン」のOP曲
大阪発ガールズバンド「ЯeaL」ポケモンOP曲で新たなスタート 撮影 編集 :柳曽文隆 THE PAGE大阪
「東京の1か月は大阪での半年くらいに感じてます」──。大阪出身のガールズロックバンド「ЯeaL(リアル)」が今月2日、4thシングル「未来コネクション」をリリースした。今回のシングルはテレビアニメ「ポケットモンスター サン&ムーン」のオープニング(OP)テーマとなり、現在はリリース記念ツアーで全国各地を回って大忙しだ。昨年はメンバーの脱退、拠点を東京へ移すなど様々な出来事があったが、それらを乗り越え奮闘中。東京では時の流れを早く感じながらも「充実した日々を送っている」という彼女たちに話を聞いてみた。 【拡大写真と動画】アニメ「銀魂」OP曲歌う大阪発ガールズバンド「ЯeaL」奮闘中
2年間階段を一段ずつのぼって、やっとここまで来た
ЯeaLは2016年3月、ボーカルのRyoko、ギターのYurika、ベースのFumiha、ドラムスのAikaをメンバーにシングル「秒速エモーション」でメジャーデビューを果たした。 デビュー当時は「大阪発・女子高生バンド」として大型商店街とコラボしたほか、3rdシングル「カゲロウ」がアニメ「銀魂」のOP曲となり、大阪を拠点として順調にキャリアを積んでいった。 しかし、昨年6月にYurikaが「幼少期からのもうひとつの夢に向かって進みたい」と脱退。3人体制となり昨年秋から拠点を東京に移し、新たなスタートを切った。 「デビューから2年がたちました。お客さんは『ぽーん』と増えるのではなく、2年間階段を一段ずつのぼって、ほんまにじわじわ、やっとここまで来たなという感じです」と話すのは、ボーカルのRyoko。Fumiha、Aikaも「着実にファンが増えているのを肌で感じている」と話し、地道にやってきた喜びをかみしめている。
半年前から東京で活動、メンバーと一緒にいるのが楽しい
半年前から生まれ故郷の大阪を離れ、東京で活動している3人。生活に関しては「これまでも大阪~東京を行ったり来たりしていて、ただ家が東京になっただけという感覚です」と、あっけらかんとした笑顔で答えた。 さらに大阪ではメンバーそれぞれが離れた場所に住んでいたため、難波や心斎橋に集まって打ち合わせをしていたが、現在はそれぞれの自宅が歩いてでも行ける距離に。Ryokoは「前はメンバーが仕事以外で会うことは少なかったけど、今はそれぞれの家で打ち合わせをしたりしています。メンバーと一緒にいるのが楽しいし、もうお酒も飲めるようになったんで、一杯やりながらしみじみと音楽談義を楽しんでいます。そのおかげか、3人の結束力はすごく強まりました 」とうれしそうに話していた。 また「東京では時の流れが早いんです」と3人は口をそろえる 。「実感としては、東京の1か月は大阪での半年分みたいな感じ。東京の1か月は濃く感じますね」。これは、そのくらい「生きてる感」「充実してる感」を実感しながら活動ができていることの表れかもしれない。