【ストップ!詐欺被害】宮城県警の警察官や検事を名乗り「あなたは容疑者」1800万円をだまし取られる 福岡
警察官や検事を名乗るウソの電話で、北九州市の50代の女性が、現金1800万円余りをだまし取られました。 警察によりますと、ことし9月、北九州市八幡東区の59歳の女性の家に、宮城県警の警察官を名乗る男から「あなたのキャッシュカードを使って詐欺をした人間を逮捕した。犯人はあなたに現金を渡したと言っている。あなたは容疑者なのでSNSで定時連絡するように」とウソの電話がありました。 さらに、検事を名乗る男から「口座をそのままにしていてはいけない。別に口座をつくるので資産を移動するように」と電話で指示され、氏名や生年月日などの個人情報を聞き出されたということです。 女性が指示通りにネットで口座を開設すると、検事を名乗る男から「カードが届いたらすぐにお金を移すように」と言われ、10月に入り3回にわたり、あわせて1883万円余りを振り込み、だまし取られました。 さらに、暗号資産を買うよう指示されましたが、金融機関から取引停止の通知が届いたため不審に思い口座を確認したところ、残高がゼロになっていて、被害に気づきました。 警察は電話でお金の話はすべて詐欺だとして、「逮捕される」「誰にも話してはいけない」というのは不安にさせる脅し文句なので、送金する前に家族や周囲の人に相談してほしいと呼びかけています。