バンテリンで逆方向中段に衝撃アーチ…中日に「大谷翔平級の長距離砲」が
広い本拠地で本塁打を打つ難しさ
バンテリンドームに本拠地を移転以降、本塁打王を獲得した日本人選手はいない。セパ両リーグで本塁打王に輝き、通算403本塁打をマークした元中日の山崎武司は、広い球場で本塁打を打つ難しさについて週刊ベースボールの取材で以下のように語っている。 「ナゴヤ球場の最後の年に本塁打王を獲ったんです(1996年)。ナゴヤドームになって、これは苦戦するだろうなと思いましたし、本塁打も確実に減るなと。ナゴヤ球場は当てればスタンドに入りましたけど、ナゴヤドームは振っても入らない。自分の打撃を変えるつもりはなかったですけど、今よりもっと振らないと入らない、もっと強いスイングをしないと入らない、そう思っているうちに本来の形が知らず知らず崩れていくんですよね。フルスイングではなくオーバースイングになってしまうというか、これはホームラン打者にはよくある話ですけど」 パワーと技術を兼ね備え、成熟の時を迎えている細川は何本のアーチを積み重ねられるか。中日ファンのロマンを乗せ、チームを勝利に導く一打を打ち続ける。 写真=BBM
週刊ベースボール