『東京で食べられるご当地うどん』硬さが自慢の“タフ系うどん”編 馬肉のトッピングも
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一軒目は、富士山の麓の街、山梨県富士吉田市のご当地うどん『吉田のうどん』。東京・葛飾区西亀有にあるお店で発見しました。 『自家製麺 うどん五葵』店主・戸部計人さん 「吉田の冷やし“馬肉トッピング”です」 『吉田のうどん』とは、歯応え抜群のタフな麺、そして、一般のうどんでは珍しい馬肉とゆでキャベツがトッピングされたご当地うどん。富士吉田市内で食べられるお店は40店舗以上もあるんです。数々のうどんを食べてきた後藤キャスターも、初めての食感にびっくりです。 後藤楽々キャスター 「ん!?硬い!これは、すするというよりかんで食べるうどんですね。上品さもありつつ、芯はしっかりある。書くとするならば、明朝体のような『麺』。伝わりますか?」 店主・戸部計人さん 「初めて(そのように)表現されました」 後藤楽々キャスター 「キャベツの食感、馬肉のうまみ、麺の小麦の甘み。うまみがギュッとここに凝縮されて、ずっと口の中がおいしい」 店主の戸部さんは30年ほど前、当時会社員だった頃に転勤先の富士吉田市でこのうどんに出会い、どハマりしたそう。ついには、東京でも食べたい!と会社を辞め、うどん店を自ら立ち上げることに。そんな吉田のうどんのタフな麺の秘密が…。 店主・戸部計人さん 「(麺の)密度を上げてより硬さを出す」 水を極限まで少なくし、さらに機械で生地をしっかりとプレスして鍛えます。そうすることで、がっしりとした歯応えのある麺になるそうです。そして欠かせないのが、醤油や砂糖などで煮込まれた馬肉。山梨県ではかつて富士山の登山者の荷上げ用に馬がたくさん飼われていたこともあり、安価な馬肉の料理が広まったそうです。店内には“吉田のうどんを知ってもらいたい!”と、現地のうどんマップやポスターがあちこちに張られていました。 店主・戸部計人さん 「しばらく食べていないとものすごく食べたくなる。(東京で)食べてもらいたい」 タフ系うどん、二軒目は、東京・豊島区の池袋駅から歩いて5分ほどにある『武蔵野うどん』のお店です。 『武蔵野うどん うちたて家』店長・青谷英明さん 「肉汁普通盛りです」 後藤楽々キャスター 「すごい!麺が極太ですね」 武蔵野うどんとは、埼玉の西部と東京の多摩地区が発祥の郷土料理。極太でかみごたえのある麺を、豚肉などの具材が入った温かいつけ汁でいただくのが特徴です。この麺もまさにタフ麺。 後藤楽々キャスター 「ん?!ストロングだね!普通のうどんがもちもちだとするならばこれはムチムチッ。かむごとに小麦の甘みがすごく感じられます。このダシが優しい味なので力強いうどんを包み込んでくれる感じ」 店長・青谷英明さん 「生地をよく鍛える」 麺のポイントは、まさに“鍛える”がごとく、『生地を引くようにのばす』こと。そうすることで強いコシが出るそうです。そして、機械ではなく手作業で切ることで、太さの違いが生まれ、食感が変化するといいます。店を始めたのは、店長の父・栄二郎さん。様々なうどんを食べ歩き、なかでも武蔵野うどんにどハマり。東京で勝負したいと池袋でおよそ20年前に開店したそうです。 後藤楽々キャスター 「太い毛筆で麺って書くみたいな…伝わりますか?この感想」 店長・青谷英明さん 「はい、力強さはわかります」 かんで味わうタフ系ご当地うどん、一度食べたらクセになりますよ。