段々畑に輝く「日の丸」 八幡浜・早生温州ミカンの収穫始まる(愛媛)
日本有数のかんきつ産地八幡浜市で主力の早生(わせ)温州ミカンの収穫が始まった。ミカンの果皮は気温が下がることで着色が進むが、今年は高温傾向のため例年に比べ10日ほど色づきが遅れている。農家は長年の経験と技術で一つ一つ丁寧に見極めながら、丹精した果実を摘み取っている。11月中旬ごろから最盛期に入る見通し。 「日の丸」ブランドで知られる同市向灘の段々畑では30日、複数の生産者が収穫作業に従事。入船晋一さん(41)の宇和海を望む3ヘクタールの園地でも家族ら3人が着色具合を確認しては、はさみを入れていた。
愛媛新聞社