「私だからこそ挑戦できる」五輪連覇へ レスリング・須崎優衣が世界選手権代表内定
◇レスリング・2023年明治杯全日本選抜選手権最終日(15~18日、東京・東京体育館) 9月にセルビアで行われるレスリングの世界選手権への出場をかけ、女子50キロ級で東京五輪金メダルの須崎優衣が明治杯全日本選抜選手権に出場しました。 決勝の相手は去年12月天皇杯全日本選手権でも対戦した吉元玲美那選手。 前日の準々決勝と準決勝では無失点で圧勝した須崎選手ですが、この日は接戦となりなかなかポイントを奪えません。すると、1点リードで迎えた、試合終了残り7秒のところで吉元選手に返し技を決められ逆転されます。しかし、そこからコントロールし須崎選手がさらに逆転し、そのまま試合終了。決勝で見事勝利を収め、世界選手権代表を勝ち取りました。 この勝利でさらにパリ五輪へ近づいた須崎選手は「五輪2連覇できるのは私だからできることなのでチャレンジャー精神。絶対に2連覇できるように頑張りたい」と意気込みを語りました。 今大会は東京五輪で金メダルを獲得した女子4選手の内、世界選手権への代表に内定したのは須崎選手のみと大波乱の大会になりました。 【内定選手(五輪階級)】 <女子> 50キロ級 須崎優衣選手 53キロ級 藤波朱理選手 62キロ級 元木咲良選手 <男子> フリースタイル57キロ級 樋口黎選手 フリースタイル74キロ級 高谷大地選手 フリースタイル86キロ級 石黒隼士選手 フリースタイル97キロ級 石黒峻士選手 フリースタイル125キロ級 山本泰輝選手 グレコローマンスタイル97キロ級 奈良勇太選手 グレコローマンスタイル130キロ 奥村総太選手