「ザ・ノース・フェイス」が新トップを任命 親会社VFCの社外取締役
なお、エンゲージド・キャピタルは23年10月、VFCに「ヴァンズ」と「ザ・ノース・フェイス」以外の傘下ブランドの見直しや、経営陣の刷新などを要求したと海外メディアが報道。また、VFCが20年11月に21億ドル(約3297億円)で「シュプリーム」を買収したことは、「リスクマネジメントが崩壊したとしか思えない案件だ」とほかの投資家に説明したといわれている。
一方、VFCは、2月に23年10~12月期(第3四半期)決算を発表した際、傘下ブランドの見直しを開始したことを公表。5月には、情報筋の話として、同社がアドバイザリーに米投資銀行ゴールドマン・サックス(GOLDMAN SACHS)を選定してブランドポートフォリオ戦略の見直しを行っていると報じられたことから、「シュプリーム」の売却を検討しているのではないかとの臆測が広まった。しかし、現時点ではその後の動きは明らかになっていない。