「世界一悲しいピッチャーゴロ」右中間突破の当たりがまさかの…ピンチ一転チェンジの投手は「えっ、マジで」連発
◆西武1―4日本ハム(9日、ベルーナドーム) 移籍初安打がまさかの形で幻となった。 ■右中間突破の当たりがなぜ?「世界一悲しいピッチャーゴロ」【動画】 5日にトレードが発表されソフトバンクから加入した野村大樹は7番ファーストで先発出場。〝事件〟は5回2死走者なしで迎えた第2打席で起こった。 山﨑福也のカットボールを完璧に捉えた打球は右中間を突破。野村大は勢いよく二塁ベースに向かった。この一打にベンチのナインは記念のボールを要求し、無事に回収。2死二塁で試合が再開されると思われたとき、捕手の伏見寅威が一塁へボールを転送するように山﨑にアピール。指示通りにボールは一塁に送られ、ファーストのアリエル・マルティネスが審判にアピールし、アウトがコールされた。山﨑は「えっ、マジで」と驚きの表情を見せ、笑顔でベンチに戻った。 二塁へ向かおうとした野村大は一塁ベースを踏んでおらず、その場面をマルティネスは目視。ベンチなどにきっちりアピールし、二塁打をアウトにした。 移籍初安打と思われた野村大の一打だったが、記録上は投手ゴロに。その後の2打席でも凡退し、初安打は持ち越しとなった。 この一打をパーソル パ・リーグTVの公式YouTubeが公開。ファンからは「世界一悲しいピッチャーゴロ」「これはマルちゃんが凄いよ」「名探偵マルティネス」などの声が上がっている。
西日本新聞社