90歳に!“生涯現役”を体現「ソフィア・ローレン」15歳~30代の妖艶な美しさを振り返り
イタリアの伝説の俳優、ソフィア・ローレンが90歳に。2023年のベネチア国際映画祭に出席したほか、2024年3月には「ダミアーニ」の100周年記念パーティに足を運ぶなどその行動力にただただ感服するばかりです。10代~30代のソフィア・ローレンの美貌を振り返ります。
1950年頃 15歳頃
ナポリ近郊で、貧しい幼少期を過ごしたソフィア。ナポリの海の女王コンテストで最終審査に残り、映画界へ。1951年に後の夫となるカルロ・ポンティに見出され、スターダムを駆け上がることになる。 駆け出しの頃は、ゴージャスな美貌、肉感的なボディのウケが悪く、スクリーンテストでは整形をすすめられたこともあったとか!それでもありのままの自分を貫いた意志の強さが初々しくも輝く瞳に垣間見えて、眉尻が上がった眉、ハネ上げたアイラインがその魅力を後押ししている。
1958年 23歳
第30回アカデミー賞にて『戦場にかける橋』で監督賞を受賞したイギリスの映画監督デヴィッド・リーンと。この頃、同時期に公開された『島の女』やいくつかのハリウッド作品への出演で、国際的なスターとして認められるように。 当時定番だった、鋭角眉とショートバングスを携え、まばゆい笑顔にその自信があふれている。
1960年 25歳
映画『バラ色の森』のワンシーン。1900年代のウイーンを舞台に、自由奔放な王女役を演じた25歳頃のソフィア。高貴でエレガントな佇まいと好奇心旺盛な役柄が、ソフィアのキャラクターにマッチ。 生き生きと輝く瞳を際立たせるキャットラインと、オーバーラインで描く“ぽってり唇メイク”で風格をプラス。
1961年 26歳
イタリア・アメリカ合作映画『エル・シド』に出演。カスティーリャ王国を舞台にした歴史絵巻で、こちらは婚約者役の武将、チャールトン・ヘストンとのワンシーン。伯爵令嬢としての麗しさ、高貴な雰囲気が、つややかなロングウェーブヘアに宿っている。
1966年 31歳
出演映画『アラベスク』のスチールは神々しいほどの美しさ! トレードマークのキャットラインは、実は本来の目のフレームから数ミリ外にずらして描いているのがよく分かる。ソフィアの名言“美しさはあなたの内面で培われ、そして、瞳に映し出されるものよ。決して、肉体的なものではないわ”との言葉どおり、内面の魅力があふれたカット。