ヘビー級4団体統一王者ウシク クルーザー級へ再転向を示唆「食べ続けるのは難しい」
ボクシングの世界ヘビー級4団体統一王者オレクサンドル・ウシク(37=ウクライナ)が来年以降、クルーザー級への転向を検討している。 【写真】フューリーと激戦を繰り広げるウシク タイソン・フューリー(35=英国)を破ってヘビー級4団体を統一したウシクはクルーザー級4団体統一に続き、2階級で〝完全制覇〟を果たした。12月にサウジアラビアでフューリーとの再戦が予定されている中、ポッドキャストの「3ノックダウン・ルール」で「再戦後はクルーザー級に階級を落とすかもしれない」と語った。 ウシクは「私はもっとクルーザー級で試合がしたい。2度目の4団体統一を達成できるかもしれない。それが私の計画だ」とし「世界最強」となるヘビー級の絶対王者として君臨している中、あえて降級を望む理由として「(ヘビー級として)トレーニングを始めると、ずっと食べ続けなければなりません。私にとっては難しいことで、それが好きではありません」と説明した。 最重量級のヘビー級は体重90・72キロ以上となるが、ウシクが本格的なトレーニングを開始すると、ヘビー級の体重を維持するのが困難なようで、フューリーとの再戦後は「適正体重」のクルーザー級で再スタートするという。 ウシクの新方針について、英メディア「talkSPORT」は「ウシクは誰も達成したことのない偉業(クルーザー級で2度目の4団体統一)を目指している」と伝えていた。
東スポWEB