宮城県と吉本がタッグ 仙台空港直行便セレモニーで大爆笑
震災復興を後押しする経済活性化策の一環
宮城県と吉本がタッグ 仙台空港直行便セレモニーで大爆笑 撮影:北代靖典 THEPAGE大阪
宮城県と吉本興業がタッグを組み、仙台空港との間に直行便が就航している都市から誘客を図るため、「Sky Journey 仙台・宮城キャンペーン2016」が始まった。期間は12月31日まで。これは震災復興を後押しする経済活性化策の一環で、キャンペーン初日には「なんばグランド花月」(大阪市中央区)前に設けられた特設ステージでオープニングセレモニーと開幕のテープカットが行われた。内場勝則、山田花子、島田一の介ら吉本芸人も登場するなど、爆笑の渦が広がった。 【中継録画】被災した東北3県と熊本県がポケモンGOと連携した復興を発表
村井嘉浩知事「宮城県にお越しください」
仙台空港は今年7月1日から国管理空港として完全民営化された。今回のキャンペーンは、直行便が出ている大阪から誘客を図ろうという狙いだ。MCの西川忠志の挨拶のあと、まず奥州・仙台おもてなし集団「伊達武将隊」の演舞があった。 鎧甲冑に身を包んだ武将隊3人が迫力あるステージを披露し、大きな拍手が起きた。続いて村井嘉浩宮城県知事が登場。知事は、伊丹空港、関空から仙台空港に毎日18往復の飛行機が飛んでいることを説明したが「でも大阪の人は宮城県に来てくれないんです」と話していた。また「このキャンペーンでは、いろんなプレゼントも用意しています。大勢の皆様、宮城県にお越しください、心よりお待ちしております」と続けた。 さらに吉本興業の田中宏幸代表取締役専務は、「宮城県とタッグを組んでいろんな取り組みをやっていきたい」と述べた。
客室乗務員に扮した一の介は得意のギャグを
そして吉本新喜劇座長の内場勝則が現れると、会場は次第に笑いに包まれた。MCの忠志が「本日は各航空会社の綺麗な客室乗務員が来て下さっています」と紹介。 美人が現れると思ったら、なんと登場したのは客室乗務員に扮した山田花子、浅香あき恵、アキ、島田一の介の4人。内場が「おかしい!」とツッコミを入れると、花子らはボケまくり。最後の一の介を見て、「婦長さんやないか」「私もCAよ」「不自然な髪型してはるね」「不自然じゃないわよ。何を言ってるのよ」。 そして内場が徐々にカツラをめくり上げ、とうとう全部のヅラを取ると、一の介は「ダメよ、ダメよ、ダメなのよっ、ダメ」と得意のギャグを披露。会場は大爆笑となった。 もっとも、このあとで仙台・宮城観光PRキャラクターのむすび丸くんが、本物の客室乗務員を連れてきて、しっかり紹介となった。 いよいよキャンペーン開幕のテープカットが行われ、締めくくりは伊達武将隊による「エイエイオー!」の威勢のいい勝どきが響いた。 (文責/フリーライター・北代靖典)