新小結・大の里が大関相手に3勝3敗など見せ場作る 「自信にもなった。力が通用して良かった」
大相撲夏場所(12日初日、東京・両国国技館)を前にした横綱審議委員会による稽古総見が2日、国技館で一般に公開して行われた。新小結・大の里(二所ノ関)は大関陣に3勝3敗と見せ場を作り、合計で5勝5敗だった。霧島(音羽山)には右上手を引いて力強く寄り切る場面もあるなど2勝、豊昇龍(立浪)には1勝2敗、琴桜(佐渡ケ嶽)には1敗だった。 大の里は「充実した稽古になりましたし、上の人と相撲を取れて自信にもなりました。力が通用したことがわかって良かったです」と納得顔。「巡業中は大関陣とは全くできなかったので、こうやって飲み込まれることなく、自分の稽古ができましたし、良かったかなと思います。みんなの圧にもまれて、最初は勝手わかっていなかったですけど、だんだんわかってきました」と、うなずいた。 新三役として迎える場所前あと10日。「まだまだこれから時間があると思うので、しっかり準備して、今日の映像を見て修正して5月場所で頑張りたいです」と気合。見守った横審の山内昌之委員長も「明るい材料は何と言っても大の里。やはり元気ですね」と評価していた。
報知新聞社