もうすぐ退職なのに「あと1ヶ月だけ」と、上司に退職日を“延長”されました! これって「違法」じゃないんですか? 次の仕事が決まってるので困ります…
どうしても辞められない場合の対処法は?
人によっては、会社側の押しに負けてしまい、退社日を延期してしまうケースがあります。延長した日に約束通り退職できればさほど問題ありませんが、なし崩し的にその後も勤務を続けさせられる可能性も否定できません。 どうしても会社を辞められない場合は、人事部や労働基準監督署などに相談しましょう。それでも退職できないのであれば、退職代行サービスを利用するのも1つの手段です。退職代行サービスを運営しているのは弁護士や労働組合である場合が多いため、合法的に退職手続きを進められます。 注意点として、民間の退職代行業者は会社との交渉が行えず、もし交渉に入った場合は違法行為にあたる可能性があるため、トラブルに巻き込まれないためにも事前に運営元などを確認しておきましょう。
会社側に労働者の退職日を操作する権利はない!
会社を退職するにあたって、後ろめたさから退職日の延長を受け入れてしまう人は少なくありません。しかし、会社を辞めるタイミングを決めるのは、会社側の権利ではなく労働者の権利です。一方的に退職日を変更され、変更に対して納得ができない場合は、毅然とした態度で拒否しましょう。 出典 厚生労働省 知って役立つ労働法 働くときに必要な基礎知識 e-Gov法令検索 労働基準法 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部