センバツ高校野球 山梨学院、生徒ら応援準備に熱 スタンド声援解禁で /山梨
第95回記念選抜高校野球大会に出場する山梨学院の生徒らが、甲子園での応援グッズの作成などに追われている。コロナ禍で制限されてきたスタンドでの声援が解禁されるだけに、応援準備に当たる生徒らの作業にも一層熱がこもる。 18日の開幕試合で東北(宮城)との対戦が10日の抽選で決まって以降、生徒会役員らは放課後などを利用して、応援ボードの作成などを進めている。センバツは2年連続6回目、昨年の大会以降3季連続での甲子園出場だが、これまでブラスバンドによる演奏は許可されていたが、声を出しての応援は制限されてきた。 それだけに生徒らにとって、グラウンド上の選手の名前を連呼したり、応援歌を歌ったりする応援は今回が初めて。アルプススタンドから一斉に声援を送るために、選手一人一人の名前や、歌の題名などを記したボードを手書きで作成するのも初めての経験だ。生徒会副会長で2年生の萬年慶大(けいと)さん(17)は「自分たちの声を届けることで、選手一人一人が元気をもらって頑張ってくれたらうれしい」と話している。 生徒らは、17日深夜にバス11台に分乗して甲子園に向かう予定だ。【照山哲史】