栃木県内「第4種踏切」 協議会が今後の方針示す 一部で安全が確認される
とちぎテレビ
警報機と遮断機がない踏切、いわゆる「第4種踏切」について栃木県や鉄道事業者らが安全対策を話し合う協議会が12月23日、栃木県庁で開かれ、現地調査の結果を踏まえた今後の方針が示されました。 この協議会は、2024年4月に群馬県高崎市の遮断機と警報器がない「第4種踏切」で、小学生が列車にはねられて死亡した事故を受け設置されたもので、今回が2回目の会合です。 県内に32カ所ある「第4種踏切」を管理する4つの鉄道会社や関係する7つの市と町の担当者などが参加して、2024年7月から11月にかけて行った現地調査の結果が報告されました。 それを踏まえて23日の会合では、小山市にあるJRの貨物専用の17か所など、合わせて18カ所の踏切で安全が確認されたため、引き続き使用することが決まりました。 また、足利市内にあるJR両毛線の「町南一号踏切」については、渡良瀬川に架かる中橋の架け替え事業に伴って、時期は未定としながらも廃止する方針となっています。 一方で残る13カ所の踏切に関しては、場所によって利用者や利用頻度といった状況が異なるため、廃止することや警報機と遮断機を設置して第1種踏切とすることなども視野に、2025年3月ごろまでに方針を検討していくということです。
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