「電気系部活の甲子園」で目指すは日本一 高校生活の集大成となる最速のマイコンカー作りへ 岡工電気部の3人が大会前に熱い思いで続ける微調整
部活動に青春をかける高校生たちは、様々な分野でみな、高みを目指しています。 岡谷市の工業高校ではロボットで全国大会への意欲を燃やしています。 【写真を見る】「電気系部活の甲子園」で目指すは日本一 高校生活の集大成となる最速のマイコンカー作りへ 岡工電気部の3人が大会前に熱い思いで続ける微調整 岡谷工業高校、通称=岡工。 バレーボール部やラグビー部と並んで岡工の看板になっている部活が「電気部」です。 28人の部員の中で、ひときわ真剣な表情でロボットの車に向き合っているのは3年生の塩澤匠生(しおざわ・たくみ)さん。 塩澤匠生さん: 「マイコンカー、カメラクラスのマシンです」 マイコンカーとは、入力されたプログラムに従ってコース上の白い線をセンサーなどで読み取りながら自動で走る車です。 塩澤匠生さん: 「このマイコンカーは、自分で設計して、カーボンの一枚板から切り出したものを組み立てて、作った機体になります。いろいろなところをこだわって設計しました。全国優勝を目指して頑張ってるみたいな感じです」 塩澤さんが出場するのは、1月に、岐阜県で開かれる「ジャパンマイコンカーラリー」の全国大会。 自作のマイコンカーで速さを競う、電気系部活のまさに甲子園です。 塩澤さんの「カメラ部門」は白いラインをセンサーではなくカメラで認識し、コースアウトしないように走らせる高度な技術が要求されます。 2023年、塩澤さんは全国大会に進んだものの決勝で完走できず、ベスト8という結果に終わりました。 塩澤匠生さん: 「結構悔しくてやっぱり去年の段階でももちろん。全国もっと上位狙って、良いタイムを残したり、完走させたりしたかったんですけど、悔しい思いをしました」 大会までちょうど1か月となったこの日、塩澤さんは幾度となくマシンを走らせては調整を重ねていました。 しかし、カーブが連続していたり、直角に曲がる個所があったりと難しいコースに何度も道を飛び出してしまいます。 塩澤匠生さん: 「さっきクランクっていう直角曲がりのところでコースアウトしてしまったと思うんですけど、それが普通よりもハンドルを切るタイミングが早かったっていう感じの落ち方だったので、ハンドルを切るタイミングを少し遅らせるようなふうにプログラムを変えました」
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