石川遼、得意コースで今季初勝利へ「距離感などの頭に入っている情報を生かしたい」 25日開幕の日欧共催大会/男子ゴルフ
男子ゴルフの欧州ツアーと日本ツアーの共催大会「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」は25日から4日間、静岡・太平洋C御殿場C(7262ヤード、パー70)で開催される。24日はプロアマ戦が行われ、ツアー通算18勝の石川遼(32)=CASIO=が最終調整。「三井住友VISA太平洋マスターズ」で過去に3勝を挙げている得意コースで、今季初優勝を狙う。 歓喜を味わった舞台で、今季初Vをつかむ。冷たい雨の中で最終調整した石川は、自信をのぞかせた。 「初めてのコースよりも非常にやりやすい。距離感などの頭に入っている情報を生かしたい」 昨年は茨城・PGM石岡GCで開催された大会は今回から静岡・太平洋C御殿場コースに変更。石川は毎秋行われている「三井住友VISA太平洋マスターズ」で2010、12、22年に3度優勝をしており、好相性だ。「グリーンの感覚は秋とは違うので、そこだけ合わせられたら」と準備にも余念がない。 今大会は欧州と日本ツアーの共催大会で、グリーンの端から3~4ヤードという厳しい位置にピンが設定されることも想定される。「判断やショットの技術を試されるので、シビアなセッティングというのはすごくいい」と経験豊富な32歳に不安はない。 昨年9月に久常涼が日本人3人目となる欧州ツアー制覇を達成すると、今年は星野陸也と中島啓太が頂点に立った。「国内の男子ツアーが活性化している。自分も当然その中の1人として頑張りたい」。今季2戦目の石川が本領を発揮する。(鈴木和希)