「おむすび」で伝説のギャルを演じる仲里依紗が伝えたい“ギャル魂”とは
続けて「妹が姉に思うことだったり、姉が妹に思うことだったりは、私も実際に三姉妹だから分かるんです。姉は姉で、妹っていいなと思うんですよ。でも、妹は絶対に『お姉ちゃんばっかり』『お姉ちゃんのせいで』と思っていると思います。どこの姉妹でも起こりうることだと思うので、歩にとっても、結はうらやましい存在でもあるし、ちょっと面倒くさいなと思うこともあったり…それでもすごく大切な存在なのだと思います。両親との関係性とはまた違った大切さですよね。特に結とのシーンはお姉ちゃんらしさが出ていると思います。派手だし、飛び回るし、はたから見たらそう見えないかもしれないけれど(笑)、歩は結の道をしっかり作ってあげたいと思っている、良いお姉さんだと思います」と歩の結への思いに触れる。 仲が思う、「おむすび」ならではの見どころを聞くと、「“伝説のギャル”という役柄ですが、なぜ歩がギャルになったのか、その経緯の部分をぜひ視聴者の方に注目していただきたいです。この作品で私はギャルのイメージをポジティブに変えたいなと思っているんです」との答えが。 橋本を始め、本作でギャルを演じる役者陣は皆、ギャルのポジティブさや明るさに共感していると話している。仲も同じくで、その熱量に感じるところがあるようだ。「ギャルというと見た目がすごく派手で、プラスではないイメージを持っている人もいると思います。でもギャルは、部屋・服装・ネイルを見ても、全部自分のためにやっているんです。自分の機嫌は自分で取る。見てくださる方々に、誰のためにでもなく、自分がベストでいられることの大切さが伝わればいいなと思います。上の世代の方にも、『人は見た目によらず。ギャルもすっごく良いじゃん!』と思ってもらえるきっかけになってほしいです」と本作への思いを語る。 さらに、作品が持つメッセージについても「また、これから阪神・淡路大震災当時についても描かれていきます。当時被災された方だけでなく、その後に東日本大震災や能登半島地震などもあり、思い出したくない方もいらっしゃると思います。どう伝えたらいいんだろうと悩む部分もありますが、こういうことがあったと伝えなきゃいけないし、忘れてはいけないと思うんです。災害は忘れた頃に来るじゃないですか。また同じようなことが起こるかもしれないし、日本に住んでいる以上、付き合っていかないといけない。皆さんが改めて考えるきっかけになったらと思っています」と今後の展開への思いも率直に明かした。
【番組情報】
連続テレビ小説「おむすび」 NHK総合 月~土曜 午前8:00~8:15ほか ※土曜は1週間の振り返り NHK BS・NHK BSプレミアム4K 月~金曜 午前7:30~7:45ほか
文/TVガイドWeb編集部