ヤンキースなら「こき下ろしたりしないだろう」 WS制覇後に“辛辣意見”のドジャース選手を米記者が批判
ドジャースとヤンキースの間で緊張感が高まり続けている。 ドジャースのワールドシリーズ(WS)制覇で幕を閉じた今季だが、その後、波紋を広げているのが、一部選手からヤンキースへの“こき下ろし発言”だ。中でも36歳のジョー・ケリーは、ポッドキャスト番組『Baseball Isn't Boring』で頂上決戦を振り返り、「最初から不釣り合いな対決」「プレーオフで8、9番目のチームだ」と批判した。 【動画】MLB公式もクローズアップ! 大谷の妻・真美子さんのガッツポーズシーン さらに34歳のクリス・テーラーは、同僚ムーキー・ベッツが司会を務めるポッドキャスト番組『On Base With Mookie Betts』にチームメイトたちと出演した際、「僕らみんなが思っていることだけど、ヤンキースは自滅した」と厳しく指摘。しかし、こうしたドジャース選手の発言を不快に思う関係者も少なくないようだ。 二人の辛辣評を受け、米スポーツ専門局『ESPN』のバスター・オルニー記者は、自身がホストを務めるポッドキャスト番組「Baseball Tonight」の中で、「アーロン・ジャッジならヤンキースの勝利後、ドジャースをこき下ろしたりしない」と反応。「ジャンカルロ・スタントンもしないだろう。アンソニー・ボルペもだ」と強調している。 また、「素晴らしいキャリアを積んできたと思う」「世界最高の選手の一人だ」とテーラーの活躍ぶりを称えながらも、「彼や一緒に戦う少数の選手たちは、野球の難しさを誰よりも理解しているはず」と言及。「なぜもっと高いところで信じられないようなWS制覇の栄光に浸らないのだろうか?」と疑問符をつけていた。 ケリー、テーラー以外にも35歳のミゲル・ロハスがポッドキャスト番組『Chris Rose Sports』で、「塁上でアウトにする方法、野球を大事にしないところ、そして怠慢守備。これらが彼ら(ヤンキース)の弱点だ」と話すなど、賛否両論ある彼らの発言だが、その余波はしばらく続そうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]