女子日本代表、パリ五輪で同組&世界ランク1位のブラジルを撃破!ネーションズリーグ、初の決勝進出「楽しんで試合したい」/バレー
「バレーボールネーションズリーグ 2024」女子ファイナルラウンド準決勝(22日、タイ・バンコク)日本は2021年東京五輪銀メダルで世界ランキング1位のブラジルをフルセットで破り、初の決勝進出を決めた。銀メダル以上が確定し、23日の決勝ではイタリアと対戦する。一進一退の攻防で迎えた最終第5セットは7-1から追いつかれたが、10-10から古賀紗理那(28)=NEC=の強打などで抜け出すと、最後は石川真佑(24)=ノバラ=の連続得点でケリをつけた。 【写真】中国戦でポイントを奪い、喜ぶ古賀紗理那 日本がパリ五輪で同じB組に入った強豪のブラジルを撃破。VNLで初の決勝進出を果たし、選手も首脳陣もコート上でぴょんぴょんと跳びはねて喜んだ。 「私たちの前にいつも立ちはだかる相手。ほっとしている」 古賀が喜びを爆発させた。途中出場した和田の強打で優勢に展開したかと思えば、相手の高いブロックにつかまり、エースのガビの強打を止められなくなるなど一進一退の攻防に。それでも最後は競り合いを石川の強打などで勝ち取った。 昨秋のパリ五輪予選で同組になり、大会最終日にフルセット負けして切符獲得を逃した。この反省から今季は勝負どころ、特にセット終盤の20点以降で精神面を含めた強さを追い求めてきた。その成果を示す勝利で五輪での期待も高まる。 本番直前に過去45勝94敗と大きく負け越していた難敵を退けたことは大きい。23日の決勝では大会初優勝を目指してイタリアと対戦。「こういうチャンスは人生でほとんどない。楽しんで試合したい」。古賀は最高の舞台での戦いを心待ちにした。