米アラスカ航空の機体の一部吹き飛んだ事故 出荷時にボルトなかった可能性
アメリカ・アラスカ航空の機体の一部が飛行中に吹き飛んだ事故をめぐり、アメリカの有力紙は、出荷時にボルトが取り付けられていなかった可能性を指摘しました。 今月5日、アメリカ・アラスカ航空が運行していたボーイング社の旅客機、「737MAX9」の一部が、飛行中に吹き飛ぶ事故がありました。 アメリカの有力紙、ウォール・ストリート・ジャーナルは29日、工場から出荷した時点で、必要なボルトが取り付けられていなかった可能性があると報じました。 関係者の話として、ボーイング社などは、同社の従業員が機体の一部を取り外し、再び取り付ける際にボルトを戻さなかったとの見方を強めているということです。 FAA=アメリカ連邦航空局は、事故を受けて同型機の一斉点検と運航の一時停止を命じていましたが、24日、検査後の機体について運航再開を認めていました。