全仏オープン

ベスト4進出を果たしたアレクサンダー・ズベレフ[画像/ゲッティイメージズ]

テニスの全仏オープン（フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム）は5日、男子シングルス準々決勝が行われ、第4シードのA・ズベレフ（ドイツ）が第11シードのA・デ ミノー（オーストラリア）を6-4, 7-6 (7-5), 6-4のストレートで破り、4年連続4度目のベスト4進出を果たした。試合後には「できれば勝ちたいね」と語った。 【シナー、アルカラス、ズベレフら全仏OP組合せ】 今大会、1回戦のR・ナダル（スペイン）と2回戦のD・ゴファン（ベルギー）との試合はいずれもストレート勝ちをおさめていたズベレフだったが、3回戦での第26シードのT・フリークスポール（オランダ）、4回戦での第13シードのH・ルーネ（デンマーク）との試合ではいずれもフルセットの死闘となり、4時間を超える戦いを乗り越えてきた。 準々決勝、2度のブレークに成功し第1セットを先取したズベレフだったが、第2セットは1度ずつブレークを奪い合いタイブレークへ。タイブレークでは一時0－4とリードされる展開となったがそこから追いつき逆転。セットカウント2－0と勝利に王手をかける。 第3セット、先にブレークしたズベレフはゲームカウント5－3としてサービング・フォー・ザ・マッチに。ここでブレークバックを許しブレーク数で追いつかれるも、続く第10ゲームでこのセット2度目のブレークに成功。2時間59分で4強入りを決めた。 試合後にズベレフは「僕は、ベストプレーヤーになるためには他の誰よりも努力しなければならないという考え方を持っている。実際、ベストプレーヤーはみんなそうしていると思うんだ。僕にとっては、自分の限界まで努力することが好きだし、そうすれば、5セットをプレーすることはそれほど難しいことではない。僕はもう何年もそうしてきたし、それが実を結んでうれしいよ。また準決勝に進出できてうれしいし、できれば勝ちたいね」 悲願の四大大会初制覇まであと2勝に迫ったズベレフは準決勝で第7シードのC・ルード（ノルウェー）と対戦する。ルードは準々決勝で第1シードのN・ジョコビッチ（セルビア）と対戦予定だったが、ジョコビッチがひざの負傷のため棄権したため、不戦勝で4強へと駒を進めた。