ハリウッド進出！

　ルイ・ヴィトンやディオール、ブルガリなど世界を代表する高級ブランドを抱えるモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン（LVMH）がハリウッド進出を果たすために始動したと、米Deadlineが報じている。 　LVMHはこのほど、米スーパーコネクター・スタジオと共同で映像制作会社「22 Montaigne Entertainment」を立ちあげた。パリ本社の住所であるモンテーニュ通り22番地から取られた社名を持つ同社は、高級ブランドとエンタテイメントの相乗効果を目指すもので、映画、テレビ番組、ドキュメンタリーなど、様々な企画に対して共同で開発、制作、資金提供を行うことになるという。 　北米LVMHのCEOを務めるアニッシュ・メルワニ会長は、その目的を以下のように語っている。「LVMHでは、各メゾンを物語の家、文化の創造者と見なしています。これらの物語は単に語られるだけでなく、経験されるべきものです。プレミアムエンタテイメントを活用して、これらの物語の豊かさを顧客と共有することが私たちの目標です」 　彼らがモデルとするのはグッチ一族の崩壊を描いた映画「ハウス・オブ・グッチ」で、ラグジュアリーにエンタテイメントを融合にすることによって、新たな影響力を生み出そうとしているようだ。