「STARTO」幕開けイベント13組72人が熱唱 嵐・松本潤&SUPER EIGHT・大倉忠義が演出
4月から本格稼働した「STARTO ENTERTAINMENT」(旧ジャニーズ事務所)が10日、東京ドームで新会社幕開けイベント「WE ARE! Let’s get the party STARTO!!」を開催した。グループ名を変更した「SUPER EIGHT」や「timelesz」ら13組72人がグループの垣根を越えたパフォーマンスを披露。全42曲を歌い上げ、華々しいスタートを切った。 【写真】KAT―TUNのステージ 雄たけびが、幕開けの合図となった。Hey!Say!JUMPの山田涼介(30)が「東京ドーム、騒ぐ準備はできているか」と叫び、パーティーが始まった。嵐・松本潤(40)とSUPER EIGHT・大倉忠義(38)の演出で会場中に施されたステージやムービングステージに、Snow ManやAぇ!groupら13組が立ち替わりにパフォーマンスを披露。中盤以降はグループの垣根を越え、ほぼMCなしで怒とうのメドレーを満員の5万5000人に見せつけた。 昨年3月のBBC報道を契機とし、創業者のジャニー喜多川氏の性加害問題が波及し、「ジャニーズ」の名前が消滅。テレビ番組やCMなどの出演にも影響が出る中で、NHK紅白歌合戦は44年ぶり出場なしに。多くのアーティストが大みそかにライブ配信した一方で、「新会社への移行期間」として恒例の「カウントダウンコンサート」は見送られた。あれから3か月。新会社の幕開けとして所属アーティストが集い、タレントやファンの悲願が成就した。 WEST.の桐山照史(34)が「新たな時代が始まったぞ」と言えば、King&Princeの永瀬廉(25)も「僕たちのエンタメ、お届けします」。SixTONESのジェシー(27)は「被災地にも届きますように」と願った。 終盤には、出演者全員が登場。「希望~Yell~」(NEWS)や「ハルカナ約束」(KAT―TUN)を披露し、14組75人が参加するプロジェクト「STARTO for you」によるチャリティーソング「WE ARE」で締めた。 会社や環境は大きく変わった。誰にも言えぬ思いや悩みを抱え、作品やCMの自粛を余儀なくされたタレントもいる。今も、まだいろいろなことがある。それでも、この日も72人全員が最後まで笑顔を振りまき、会場中を笑顔にさせた。SUPER EIGHTの村上信五(42)は「本当の新たな一歩だと思います。明るい未来に、ご一緒にお付き合いしていただけたら幸いです」と紡いだ。華々しく、新たな時代がスタートした。(田中 雄己) ◆「STARTO ENTERTAINMENT」を巡る動き ▼23年10月2日 会見で東山紀之が新マネジメント会社設立と、会社名をファンクラブで公募する方針を発表 ▼同17日 新マネジメント会社設立 ▼11月 東山が新マネジメント会社の社長就任を断念 ▼12月8日 新マネジメント会社の名前が「STARTO―」と発表。福田淳氏がCEO、井ノ原快彦がCOOに就任し4月から本格始動と説明 ▼同年末 「STARTO―」が企業理念発表 ▼24年3月 東京ドームと京セラドーム大阪で「WE ARE! Let’s get the party STARTO!!」開催を発表 ▼4月 6月12日に石川県・能登半島地震へのチャリティーソング「WE ARE」をリリースと発表
報知新聞社