【厚生年金】「やっと来月年金だね!30万が待ち遠しい」という知人。え、私はそんなにもらってませんけど…年金支給のからくりをお金のプロが解説
まとめにかえて
今回は年金の仕組みと、年金支給日に「30万円」を受け取れる人について見てきました。 「30万の年金を受給している」と聞くと高額に思えますが、これは2ヶ月分なので月額にすれば実質約15万円。 さらに天引きされるお金を考えると、手取り額はもっと少なくなります。 将来の老後のためにできることは、現役時代のうちに将来に必要な金額と、目標金額を設定することが第一歩となります。 計算していくうちに将来の資金が不足しそうなのであれば、資産運用を検討するのもひとつの方法です。 もちろん投資にはリスクがつきものですが、時間を味方につけることでリスクを軽減させる効果もあります。 現代では、NISAやiDeCoといった税金優遇制度も登場しています。資産運用は長期投資が鍵となるので、早めに始めるに越したことはありません。 これを機に、自分に合った運用方法について考えてみてはいかがでしょうか。 ご参考までに、国民年金の1万円刻みの受給権者数を一覧表でご紹介します。 ●【国民年金】受給額ごとの人数(1万円刻み) ・1万円未満:6万5660人 ・1万円以上~2万円未満:27万4330人 ・2万円以上~3万円未満:88万1065人 ・3万円以上~4万円未満:266万1520人 ・4万円以上~5万円未満:465万5774人 ・5万円以上~6万円未満:824万6178人 ・6万円以上~7万円未満:1484万7491人 ・7万円以上~:178万3609人 ●国民年金 ・男女全体:5万6316円 ・男性:5万8798円 ・女性:5万4426円
参考資料
・日本年金機構「年金はいつ支払われますか。」 ・厚生労働省「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」 ・厚生労働省「令和5年度の年金額改定についてお知らせします」 ・日本年金機構「令和6年4月分からの年金額等について」
菅原 美優