長崎駅前交通の在り方協議 『交流』と『にぎわい』生み出す 結節機能強化など方針案
JR長崎駅前(長崎市)の交通結節機能の在り方を協議する「駅前交通拠点整備事業計画検討会」の第2回会合が13日、市内であった。国土交通省長崎河川国道事務所と県、同市は、多様な交通機関の結節機能強化など五つの整備方針案を示した。 検討会は有識者と交通事業者、行政機関で構成し、今年7月に設立。西九州新幹線開業を前に2020年にまとめた「市中心部の交通結節機能強化の基本計画」の具体化に向け、整備方針と事業計画を策定する。 整備方針案では道路・公共交通機能の強化、歩行者ネットワークの向上などを目的に、「『交流』と『にぎわい』を生み出す新たな交通結節機能を形成」を基本コンセプトに据えた。 その上で▽モーダルコネクト(多様な交通モード間の接続)機能の強化▽駅周辺の交通円滑化▽回遊性の強化▽防災機能の強化▽官民連携による計画具体化-に整理し、委員に意見を求めた。 会合は冒頭を除き非公開。今後は委員の意見を基に詳細を詰め、公表する。時期は未定。