アイデア発想のカギはお菓子?会議に役立つ「クリエイティブスナック」
アイデアを絞り出すべく、連日繰り返される会議やワークショップ。クリエイティブな提案が求められるのに、用意されるお菓子はイケてない-そんな不満から誕生した、アイデア発想に役立つお菓子「CREATIVE SNACK(クリエイティブスナック)」がクラウドファンディングサイト「Makuake」で先行購入予約を受け付けている。 富士通デザイン(川崎市)が企画する同製品は、グミ「BIAS GUMMY」、キャンディー「TIME CANDY」、タブレット「PLACEBO TAB」、クッキー「FORTUNE COOKIE」、チョコレート「PAWN CHOCO」の5種類のお菓子を1箱に6人分詰め合わせ、解説書を1冊同梱したもの。アイスブレイク、アイデア発散、休憩、アイデア展開、アイデア収束と、ワークショップの流れに沿って効果を発揮するよう、形やパッケージ、栄養素が考えられている。
「BIAS GUMMY」はそのままでは口にすることでができない特殊な仕掛けを持ったグミで、チームで議論してその仕掛けを見つけることで、思い込みを外して新たなアイデアを想像するきっかけを作る。「TIME CANDY」は、5分ごとに味が変化する不思議なキャンディー。舐め終える15分の間に時間の経過を味覚で感じることができ、集中を生み出す。
頭をリセットしたい時には、「PLACEBO TAB」を噛み砕いた瞬間の刺激と爽快感でリフレッシュ。ジンジャーとブラックココアの2種類の「FORTUNE COOKIE」には、「部屋を5周歩きながら考えてください」「そのアイデアを自分の母親がわかるように説明してみてください」など、アイデアを別の角度から見直し発展させる、オリジナルのアイデア指令書が何種類も入っている。
疲れた脳みそへの甘いご褒美となる「PAWN CHOCO」は、カシューナッツとココアバターの相性の良さと、チェスの駒のような立体的なパッケージが特徴。机の上に並べて分類したり、投票したりと、さまざまな使い方ができる。 現在予約を受け付けているのは1箱4,500円のコースで、10月~11月の発送。実際にワークショップでアイディア出しを実施し、各フェーズごとにお菓子を使い分けるなど、実証実験も重ねたという。 CREATIVE SNACK プロジェクトの東里貴美さんは「スタートアップのビジネスやクリエイティブな業界で活躍する方々に向けて制作したのはもちろんですが、普段ワークショップ等に関わりのない方にもぜひ使っていただきたいと思っています。例えば、営業職の方にお客様への手土産として使っていただいたり、学生さんたちの柔軟な発想を手助けするアイテムとして、教育の現場にも展開できたら面白いと思っています」と話している。 (齊藤真菜)