2020年シニアツアーを制した寺西明に聞いた! プレッシャーに勝つために必要な“3カ条”と“思考法”
トップ選手と同じ土俵に上がることで自分を見失うことがある
砂川 パー5バーディが少なかったのも、反省点です。2打目で届くか、届かないときはどうするか(グリーン近くまで打ってアプローチ勝負をするのか、刻んで3打目勝負でいくのか)のジャッジが曖昧だったことが原因。これもやはり飛ぶ選手を見て、自分も2オンを狙わなくてはいけないのではないかという気になり、刻むべきときに近づけようとしてしまったからでした。 寺西 無理に近づけようとした結果、中途半端な距離のラフに入れたりして、3打目も寄せ切れなくなる。スコアを作るうえで、一番やってはいけないミスです。 砂川 結局は周りに影響を受けすぎてたんです。 寺西 試合に出ると実績や人気のある選手が勢揃いしているので、どうしても憧れの選手に目がいってしまう。それは仕方がないことですが、憧れていたり恐れていたりするうちは、絶対にその選手を超えることはできません。勝つために試合に出ているのだから、そういう選手たちを全部倒してやるくらいの気持ちでないとあかんのです。「他人なんかみんでいい。自分ができることをやり切れ」というのは、そういうことです。 PHOTO/Hiroaki Arihara 協力/美奈木ゴルフ倶楽部 ※月刊ゴルフダイジェスト2024年5月号「強いゴルフは何が違うのか」をお教えします! より一部抜粋
月刊ゴルフダイジェスト編集部