なぜ呼ばれない? 日本代表に招集されなかったJリーガー(5)完全に復活! かつてハリルが愛した最強MF
11月のFIFAワールドカップ26アジア2次予選兼AFCアジアカップサウジアラビア2027予選に臨む日本代表メンバーが8日に発表された。やはり海外でプレーする選手が大半を占めたが、国内から招集されるに値する選手がいなかったわけではない。今回は、クラブで活躍しながら日本代表に呼ばれなかったJリーガーを紹介する。※成績は19日時点のJリーグ公式サイトを参照
MF:井手口陽介(いでぐち・ようすけ) 生年月日:1996年8月23日 所属クラブ:アビスパ福岡 2023リーグ戦成績:19試合0得点0アシスト 日本代表通算成績:15試合2得点2アシスト 海外では思った通りの結果を残せなかった井手口陽介だが、やはりJリーグでの存在感は際立っている。今季セルティックからのレンタルという形で加入したアビスパ福岡では絶対的な地位を確保し、今月にはクラブに史上初となるYBCルヴァンカップのタイトルをもたらした。 類稀なスタミナを武器に90分間において足を止めることはなく、力強いボール奪取から効果的なパスで速攻につなげるなど、攻守のスイッチを1人で切り替えられるのが井手口の大きな魅力。福岡がベースとする堅守速攻を成り立たせるには、同選手の能力がまさに不可欠だ。「彼には(他の選手よりも)高いレベルでオーダーしている」と長谷部茂利監督も全幅の信頼を明かしていた。 組織化された守備から素早い攻撃に移行するというコンセプトは日本代表にも通じるものがあり、井手口が福岡でこなすタスクは森保ジャパンでも十分に活かされるはずだ。かつてヴァヒッド・ハリルホジッチ監督率いる日本代表で輝いた井手口がもう1度日の丸を背負ったとしても不思議ではない。
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