堀琴音が67をマークして好発進「久しぶりに良かった」ショットを見直して“気付き”
<国内女子ゴルフツアー:資生堂レディース>◇第1日◇27日◇神奈川・戸塚CC西C(6697ヤード、パー72)◇賞金総額1億2000万円(優勝2160万円) 今季は前週までの出場15戦でトップ10入りが1度もない、堀琴音(28=ダイセル)が、復調を印象づける好発進を飾った。5バーディー、ボギーなしの67で5アンダー。午前スタートの全組がプレーを終えた時点で、仁井優花と並んで首位に立っている。 インスタートの前半、13番パー5で最初のバーディーを奪った。残り50ヤードからの第3打を4メートルにつけて伸ばした。後半に入ると、1番から3連続バーディー。1番パー4は第2打を4メートル、2番パー5は残り88ヤードからの第3打を50センチ、3パー4は第2打を3メートルにつけて伸ばした。さらに7番パー5でも第3打を3メートルにつけ、5バーディーを奪取。ホールアウト後は「ショットもパットも、久しぶりに良かった」と、笑顔で声を弾ませた。 今季は予選落ちこそ3戦しかないが、最高成績は5月ブリヂストン・レディースの15位。21、22年に、それぞれ1勝を挙げた実力者としては物足りなかった。今季は出場15戦のうち最終的な順位は10位台が1度、20位台が2度、30位台が8度、40位台が1度、予選落ちが3度。「(ショットとパット)どっちもすごい悪いわけじゃなかったけど、どっちもすごい良いという日もなかった。予選通過するだけ。平均点か、平均点よりも少し下」と、物足りなさを感じていた。 そんな中で「球の回転だけを意識しようと思って、先週から少しずつ良くなってきた」と、ショットを見直したことで“気付き”があった。何を改善すれば良いか分からない、迷路に迷い込んだ状態から脱した。 暑さが本格的になってくるが「今週(例年、資生堂レディース)ぐらいから暑くなるイメージなので、頭もカーッとならないようにしたい(笑い)」と、冷静にプレーできるかどうかをカギとして挙げた。「今日の感触を忘れずに、パターだけ練習して調整したい」。疲労を蓄積させないことも心掛け、第2ラウンド以降を見据えていた。