12年ぶりにホワイト復活 床拭きもできるルンバ新型 アイロボットが19日発売
アイロボットジャパン(東京都千代田区)は17日、ロボット掃除機「ルンバ」シリーズで、床拭きにも対応した普及価格帯の新製品を19日に発売すると発表した。2023年末でルンバなどの国内世帯普及率は10%を超えた。新製品の投入で国内市場でのさらなるシェア拡大を目指していく。 【関連写真】「普及率を一気に上げる」と意気込む挽野社長 「24年はキャズム(商品を大きく普及させるまでの障害)を越える年で、新製品の投入で一気に普及率をあげていく」。同日都内で会見した挽野元社長は、普及率を高める施策の一つとして新製品を投入する考えを示した。 ルンバシリーズは、23年末に世界で累計出荷台数が5000万台を超え、国内では600万台を超えた。18年に掲げた自社ロボット掃除機普及率10%を達成したことになり、「一気に世帯普及率を高めていきたい」(挽野社長)と強調する。 普及価格モデル「ルンバコンボエッセンシャル」は、交換式カートリッジで掃除機と床拭き掃除ができる「2イン1」モデル。価格は直販サイトで税込み3万9300円。日本の消費者から要望の多かったホワイトボディーカラーも12年ぶりに復活させた。 新製品投入に合わせ、アイロボット認定販売店に新たにヤマダデンキを流通パートナーに追加し、指定価格制度も導入した。
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